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会派代表質問・一般質問一覧要旨

会議名
令和7年12月定例会
質問日
令和7年12月9日
区分
一般質問
議員名
渡邊喜夫
資料

要旨

1 堆肥活用と減農薬・減化学肥料など環境負荷低減農業の推進について
 昨年の夏に始まった米不足による「令和の米騒動」は、主食用米の高騰によって備蓄米が放出され価格が若干落ち着いた。しかし直ぐに高止まりの状況に戻った。その影響によって今年の新米のJAの概算金が大幅にアップした。主力銘柄のコシヒカリは生産者が想定する以上の1俵3万3千円となり、それに追随するように他の米穀集荷業者もJAと同様か、それ以上の価格を提示し新米の集荷を競った。農家にとっては高価格帯の販売は喜ばしい反面、不安も大きい。スーパーの店頭には5s4千円以上の米ばかりになり消費者の米離れが心配される。主食用米の高騰は加工用米や輸出用米、そして酒米などの作付け減少も心配される。米騒動の中にあって新発田市では有機農業推進に「オーガニックビレッジ宣言」を行い、オーガニック米の生産と輸出拡大やオーガニック食品の加工など新戦略を展開してきている。また、今年度には市が運営の有機資源センターの堆肥が有機JASに適合したペレット化へと整備され、より求められる堆肥の供給が可能になってきた。多くの化成肥料は海外に依存しているため、地域循環の堆肥などの有機肥料が注目をされている。堆肥を活用する環境負荷低減の有機農業や減農薬・減化学肥料生産方式は、次世代に誇れる持続可能な農業である。この環境にやさしい農業の推進は、土づくりのレベルアップと水環境の保全に役立つ。近年の猛暑など気候変動への適応性が高くなり、また生物多様性の維持、新発田産米のブランド力の強化にもつながると考える。そこで堆肥活用と減農薬・減化学肥料など環境負荷低減農業の推進について伺う。

(1) 市内のオーガニック米と減農薬・減化学肥料栽培米、並びに慣行栽培米の作付け割合(面積)の推移について。

(2) 市内の畜産農家の堆肥並びに市の有機資源センターの堆肥の耕種農家への供給状況について。
 
(3) 市内3ヶ所の有機資源センターの家畜ふん並びに食品残渣や汚泥など、地域の資源循環の状況と経営状況について。

(4) 加治川有機資源センターのリニューアル、ペレット堆肥製造機の導入など行ったが、堆肥を活用する有機農業など環境負荷低減農業の推進策について。

(5) 有機農業、環境負荷低減農業を進める地域では除草剤に頼らないみどりの畦畔づくり運動が重視されているが当市の状況は。

(6) 環境保全型農業、資源循環型農業を知ってもらう、使ってもらうために、学校給食に減農薬・減化学肥料米やオーガニック米の使用について。
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