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会派代表質問・一般質問一覧要旨

会議名
令和7年 6月定例会
質問日
令和7年6月13日
区分
一般質問
議員名
渡邊喜夫
資料

要旨

1 米騒動の影響等について
 米の小売り価格が前年の2倍以上に高騰し家計を直撃している。加えて集荷業者間の農家への買い付け競争が激しく値上げに拍車がかかっている。政府は備蓄米を競争入札から国が価格を決める随意契約に変更したうえで、備蓄米30万トンを競争入札時の半額程度で売り渡すこととした。店頭に5キロ2,000円程度で並ぶのを目指す異例の措置。
 需要に応じた米生産、いわゆる減反政策が破綻したかのように米の品薄と価格の上昇は異常事態である。平成5年の冷夏の大凶作による米不足と様相が違う。当時はタイ米などの緊急輸入でしのいだ。今回は大規模災害や大凶作に備えた備蓄米の放出によって価格高騰の米騒動の鎮静化を急いでいる。需要に応じた米生産の推進は米価の下落を防ぎ安定的に生産できる有力な米政策で長年継続されてきた。昨今の米騒動によって農業、農村の実情への理解につながり、生産者の所得の改善にも期待される。
 当市に於いては、売れる米づくりとして輸出米の拡大や有機栽培米の推進で需要に応じた取組を行っている。今回の米騒動の当市の影響等について伺う。

(1) 昨年の夏から米の価格高騰が続く要因と市民生活への影響は

(2) 肥料など農業資材や大農機具が高騰している。意欲をもって営農を続けられる生産者米価の考え方について

(3) 稲作は土地利用型農業である。規模に応じた施設設備やスマート農業の転換にも多額の投資が必要である。当市の支援のあり方について

(4) 国内の主食用米価格の高騰による輸出米との価格差(メリット)、並びにトランプ関税による輸出米の影響について

(5) 全国的に主食用米生産の増加によって酒米の生産量が減少傾向にある。他に水田活用米穀への生産の影響について

(6) ふるさと納税の返礼品における新発田産米の在庫不足への対応について

2 カスタマーハラスメントの防止について
 昨年の一般質問で当市に於いてカスタマーハラスメントの事例が近年増加傾向にあるとの答弁があった。カスタマーハラスメントは暴言や威嚇、長時間の拘束、インターネット上の誹謗中傷といった行為が知られている。対応した職員の業務に支障を与えるほか、仕事への意欲の減退を招くと指摘され、深刻化すると心身に不調をきたして休職や離職に追い込まれる場合もある。条例や法制定の動きと並行してカスタマーハラスメント対応の手引きや対応方針をまとめている自治体もある。
 5月8日東京都立川市第三小学校において、児童間のトラブルをめぐり母親が知人男性を呼び、教職員への暴行によって、男2人が傷害容疑で現行犯逮捕される事件があった。この事件を機に学校内でのカスタマーハラスメントの実態などが報道されるようになった。当市の教職員に保護者からのカスタマーハラスメントは市教育委員会に報告された事案はないとの教育長からの答弁があったが、保護者からの過度な要求や理不尽な言動などがあっても、教員がクレームや意見、要望としてとして我慢してしまうケースもある。こうしたことが負担の増加につながっている現場の声がある。学校側はカスタマーハラスメントに対する明確なガイドラインを設けること、教職員に対してもカスタマーハラスメントに直面した際の対応方法を研修する機会も必要と考える。また、カスタマーハラスメントに関する相談窓口の設置で適切な対応ができると考え、以下について伺う。

(1) カスタマーハラスメント対応時の電話での会話録音の検討について

(2) 学校への不審者侵入時の危機管理体制について

(3) 市内小中学校における保護者からのクレームや過度な要求などの実態について

(4) 教職員のカスターハラスメントの研修や相談窓口設置について
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