会派代表質問・一般質問一覧要旨
- 会議名
- 令和7年 2月定例会
- 質問日
- 令和7年2月28日
- 区分
- 一般質問
- 議員名
- 長島徹
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- 資料
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要旨
1 夜間中学設置の意義について
前回12月の「夜間中学設置の必要性」の質問に対して、工藤教育長から、「学びが多様化している中、誰一人取り残さない教育の推進が重要である。」・「義務教育の機会の実質的保障の観点からも設置の意義は大きいものと捉えている。」・「学び直しを求める方々については意見を聞いて少しでも早く学び直しの場が提供されるよう新潟県教育委員会に要望する。」等、夜間中学の設置に前向きと取れる答弁があった一方、「当市単独での設置ではなく、県や新潟市が中心となって検討すべき課題である。」・「夜間中学の設置を前提とするのではなく、児童生徒が学び直しを必要としない環境づくりに努める。」等、夜間中学設置に後ろ向きと取れる答弁がありました。
設置の意義は認めつつも、現実問題としては難しいという判断なのでしょうか。
令和5年度、全国小・中学校の不登校児童生徒数が前年度から47,434人増の346,482人で過去最高になりました。当市に於いても、増加傾向にあります。市教育委員会からも、小学校6年生と中学校3年生で令和元年度から令和5年度の間に100日以上学校を休んだ児童生徒数が144名に上ると聞いています。学びたいと思ったときに生き抜くための学び直しの場が必要です。
花角新潟県知事は12月の県議会の夜間中学設置に対する質問の答弁として「戦後の混乱期に教育制度の改革がかさなったこと等の理由で学校教育を十分に受けることのできなかった方々が、学びたい時に学ぶことができるよう、様々な学習の機会を提供していくことが重要と考えております。」と発言しております。
ニーズはここ新発田市に於いて必ずあります。夜間中学を必要としている人々のために以下質問をいたします。
(1) 12月の教育長答弁の中に「夜間中学設置の要望があったことを速やかに新潟県教育委員会に報告した。」とありましたが、その結果について
(2) 学齢期の児童生徒は教育支援センター車野校や各学校に設置してある教育支援センターで学びの場は確保されていますが、様々な理由で小・中学校に通うことができなかった学齢期を過ぎた多くの方々の学び直しの場は無いのが現状です。学び直しの場は必要であり、急務と考えますがどのように捉えどのように対応するのかについて
(3) 労働人材確保の観点から、今後当市に於いて外国人労働者の増加が見込まれる中、「言語・識字」の問題から孤立をする外国人を生む恐れがあると感じます。生きていくための学びの場の必要性についてお聞きします。
@ 当市の、日本語に不安がある外国人労働者やその家族に対する学びの場の必要性について伺う。
A 新潟県の外国籍の子どもの約5%が、未就学の可能性があるとのことだが、当市の状況と対応について伺う。
(4) 現在ひきこもり状態にある方や今後増加することが予想される外国人労働者等の学び直しの場及び学びの場の一つとして夜間中学は重要な拠点となり得るものと感じます。そこで、市が教育委員会、市民と連携し三者が同じテーブルに着き、夜間中学について考える取組みが必要と考えますが、市長の考えを伺う。