会派代表質問・一般質問一覧要旨
- 会議名
- 令和6年12月定例会
- 質問日
- 令和6年12月16日
- 区分
- 一般質問
- 議員名
- 広岡けんじろう
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- 資料
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要旨
新発田市五十公野には、昭和63年に新潟市営所通にあった県知事公舎を解体し、新発田市に移築、復元した旧県知事公舎記念館があります。
築後100年を超える国内に現存する最古の知事公舎です。
昭和63年当時の移築費用は約5,100万円(51,498,970円)と多額の支出を行い移築した経緯があります。
平成2年に県・市政資料館として開館し、平成4年には旧県知事公舎記念館に改称、平成25年には活用を図る目的として食の迎賓館として約600万円(6,015,450円)の支出を行い厨房の改修工事を実施しました。
令和2年度は、新型コロナウイルスの流行によりイベントが軒並み中止となり利用者が大幅に減少、令和3年度から費用対効果の観点から新たな施設運営管理体制を開始、常駐職員の配置を止め、観光振興課職員が維持管理を行い、貸館利用を休止し4月〜11月の期間限定開設の事前予約制の見学のみの体制となりました。
旧県知事公舎記念館の入込数の推移の統計では、令和元年度2,322名、令和2年度1,316名、令和3年度103名、令和4年度225名、令和5年度128名、令和6年度は9月末現在で114名。と令和3年度から入込数が急激に減少しております。
そして、令和5年度新発田市一般会計決算書では、国・県からの補助金が一切なく約100万円以上(歳入9,580円、歳出1,023,073円の損失額1,013,493円)の赤字運営と、過去の決算状況も同様に厳しい状態が続いております。
旧県知事公舎記念館の第二応接室は昭和22年(1947年)に昭和天皇がお泊りになられたお部屋も現存し、歴史的価値の高い建築物です。残念ながら現状は眠った市の公共用財産となっておりますが、磨けば光る原石の様な財産だと思います。旧県知事公舎記念館に再度注目が集まる期待を込めまして、何点か質問致します。
(1) 事業年度ごとに約100万円以上の赤字運営が続く、旧県知事公舎記念館の運営状況を鑑み市長はどの様な考えをお持ちか、お伺いいたします。
(2) 旧県知事公舎記念館の隣接地には五十公野御茶屋があり、それぞれの施設の担当課が異なります(旧県知事公舎は観光振興課、五十公野御茶屋は文化行政課)。観光振興課が両施設を一体的に管理することで、両施設の特性を活かした貸館イベントの開催が可能となり、来館者の増加につながる手段の一つになると考えますが、お考えはいかがでしょうか。
(3) 平成24年度には約470万円(4,736,550円)を支出し大規模修繕を行った経緯がありますが、今後、大規模修繕が必要となる見通しはないでしょうか。
(4) 旧県知事公舎記念館の観光振興課職員の管理体制を伺いますと、人員及び労力も不足しており維持管理をして行く事が困難かと思います。民間事業者の有する企画力、ノウハウ、資金等を活用する公募型プロポーザル方式により貸付又は売却も視野にいれて行く必要があると思いますが、市長のお考えは如何でしょうか。