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会派代表質問・一般質問一覧要旨

会議名
令和6年 6月定例会
質問日
令和6年6月7日
区分
一般質問
議員名
惣山かすみ
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資料

要旨

1 不登校への支援について
 はじめに、私の所属する参政党は、政策の第一に教育、第二に食と健康、第三に国まもりを掲げています。また、去年当選させていただいた選挙で私は不登校支援を大きく掲げ、たくさんの方から支持をいただきました。中には、不登校や、ひきこもりを経験し、これまでに投票に行ったことがないけれど、初めて投票に行ったという方もいます。これらの市民の負託を受けて今、ここに自分が立っているということを真摯に受け止め、一般質問をしていきたいと思います。
 現在、年間30日以上を欠席する不登校児童は、全国で30万人を超えると言われています。文科省では、その他、長期欠席や感染症回避、病気の人数は含まれておらず、総長期欠席者数は、41万3,750人になると発表しています。市の不登校児童は、小学生で107人、中学生で179人、計286人とのことです。しかし、1時間目だけの登校や保健室登校、放課後登校などは、出席と認められています。これらの教室に行けない児童は現状、数えることができません。ですが、相当数いることは容易に想像ができます。そしてこれらは、常態化し、または増加傾向にあります。
 市では、これを受けて、令和6年度からさらにスクールサポートスタッフを増員し、他にも支援学級、支援センター、居場所カフェの設置等していますが、未だその効果は限定的であると言えます。
 不登校児童は、学校へ行かなくなると、1日家から出ることなく過ごすことが増え、運動不足になり体調を崩しやすくなります。親は、満足に働けないことや不登校児を抱えているストレスでどんどん疲弊し、貧困へ向かっていきます。
 これらに対応するのは主に担任、学校、教育委員会です。ですが、学校では保護者の多様なニーズに応えるべく、多くの面談や、家庭訪問、対策会議が行われ、教師が疲弊し、離職が増えています。
 これらを踏まえると、不登校支援を教育委員会や市だけで行っていることに無理が生じてきているように思います。もっと、民間のフリースクールなどのより多様な学びの場を活用していくことが必要ではないかと考えます。
 フリースクールは、新発田市内に5〜6校あると言われています。活動は様々で、出席認定を受けられるフリースクールもあれば、訪問塾型、放課後デイサービス型、自然学校などがあります。しかし、どれも公立の学校と違い、月額1万〜3万5千円がかかり、多くの場合、給食もありません。年収の低い保護者の元では決して通うことはできない金額です。また月額を払ったとしても、不登校の子ですから、毎日行くとは限らず入学に踏み切れないものと思います。
 上越市では世帯の課税状況によるフリースクール等利用支援補助金があります。これまでの利用は少なかったものの、令和5年度には、77万円の補正予算が組まれ、徐々に利用されてきているようです。不登校児童は、3割がひきこもりになると言われています。
 不登校児童を支えることは、将来のひきこもりや生活保護受給者を減らし、親はしっかり働けることで自立し市税や保険税を納めることができます。
 以上のことから質問致します。

(1) 不登校の子どもに対するフリースクール等利用支援補助金等の導入について考えているか。

(2) フリースクールと教育委員会の連携を密にするため、フリースクール等連絡協議会を立ち上げ、フリースクールの利用促進のため、周知強化を図ってはいかがか。

(3) 地域全体で不登校への支援を推進するため、スクールサポートスタッフに児童民生委員など、地域ボランティアの募集を行ってはどうか。
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