会派代表質問・一般質問一覧要旨
- 会議名
- 令和6年 6月定例会
- 質問日
- 令和6年6月6日
- 区分
- 一般質問
- 議員名
- 渡邊喜夫
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- 資料
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要旨
1 農業分野に於けるJ-クレジットの取組について
地球沸騰かといわれる時代、気象災害や猛暑のリスクが高まり世界的に2050年カーボンニュートラルに向けた取組が進められています。日本に於いては2013年度から環境省、農林水産省、経済産業省の3省による取組の1つにJ-クレジット制度が運営されております。J-クレジット制度は、省エネルギー設備の導入や再生可能エネルギーの利用によるCo2などの排出削減量や適切な森林管理によるCo2などの吸収量をクレジットとして国が認証し、クレジットを他の企業に販売することで資金循環できる仕組です。経済と環境保護の両立を目指す制度となっています。
2021年6月議会に於いて、市長が「2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロを目指し、脱炭素社会の実現に向けて取組を進める」と宣言しました。この目標に向かい実効性を高めるために「新発田市地球温暖化対策実行計画」が作成されました。更に「区域施策編」を新たに策定しゼロカーボンシテイに向けた取組が進行中であります。
国では農業分野に於いてJ-クレジットの認証が始まっています。稲作栽培農家による水田の中干し期間を1週間延長するだけで温室効果ガスであるメタン発生量が約30%削減できます。この排出削減量を国がクレジットとして認証し、取引が可能となりました。中干し期間の延長については環境保全型農業の交付金対象のメニューの1つであり新発田市でも実践されております。しかしJ-クレジット制度の浸透がなく活用が進んでいません。クレジットの売る側の取組が進まなければ買う側は購入できません。そこで市長に2点伺います。
(1) J-クレジット制度について市長の認識を伺います。
(2) 温室効果ガス削減と稲作農家の新たな環境保全の収入として中干し期間の延長によるJ-クレジット制度の推進をしてはどうか。
2 踏切の事故防止対策について
今年4月に群馬県高崎市では遮断機と警報機がない踏切で9歳の女子児童が列車にはねられて死亡した。県内では2010年に柏崎市の踏切で10歳の男子児童が列車にはねられ死亡する事故があった。2021年には上越市でバイクに乗った78歳の男性が死亡する事故もあった。当市に於いても踏切による事故の発生がある。
踏切事故防止は鉄道事業者であるJRの安全管理に係る部分であるが事故防止の啓発など自治体の役割は大きい。
(1) 当市の過去に於ける踏切事故の事案について
(2) 当市の踏切事故防止対策と啓発について
3 高齢者ドライバーによる事故対策について
高齢者ドライバーによる交通事故が全国各地で相次いでおります。当市に於いては今年2月に横断歩道を渡っていた小学校2年生の児童3人が88歳の女性が運転する軽貨物車にはねられる事故が発生。保護者から高齢者ドライバー対策を急いでいただきたいとの声があった。また、高齢者ドライバーの最たる事故原因にアクセルとブレーキの踏み間違いがある。アクセルとブレーキの踏み間違いなどを防止する装置の普及や購入費用を補助している自治体がある。高齢者ドライバーによる事故対策について2点伺います。
(1) 市は高齢者ドライバーが加害者にならないためにどのような対策を行っているのか。
(2) アクセルとブレーキの踏み間違いなどを防止する装置の普及や購入費用の補助について