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陳情の詳細情報

陳情第9号 松喰虫予防対策の再検討を求める為の陳情書

受理年月日
平成25年2月5日
受理番号
陳情第9号
委員会付託日
平成25年2月27日
付託委員会
経済建設常任委員会
議決年月日
平成25年3月12日
議決結果
不採択(賛成なし)
賛成0、反対25

陳情の内容

陳情第9号
  松喰虫予防対策の再検討を求める為の陳情書

陳情趣旨及び陳情事項
 ウサギ小屋に等しい拙宅を五十公野山のふもとに建て居住し続けて18年になる一老人です。
 1日に配布を受けた市議会だより第106号、頁11に松喰虫予防対策の徹底を求める一議員の質問に対し、空散エリアの拡大など対策を強化すると市長が答弁したとある。
 松枯れの激しさはおそろしい程である。あと数年で五十公野山は坊主山になるのは確実だと、数年前から実感している。ここ数年は、俗称やますだみと呼んで育った雑木(コナラ、ミズナラらしい)の枯れかたも激しい。
 市は6月頃、殺虫剤の空中散布を行い続けているが、この作業を行い、何年経過したかは知らぬが、素人目には全く松枯れ、雑木枯れの防止に役立っているようには見えない。
 主に老人ではあるが、わらび、ぜんまいを採取するたのしみを奪われる哀れな人々と、餌である青虫を喰えずに苦しむ小鳥の姿が目に浮かぶだけである。
 松喰虫の被害から松の木、雑木を守りたい。その為の対策を強化することに異存はないが、やり方の再考を求めたく、この雑文を綴っている。
 殺虫剤の空中散布が松喰虫の被害防止に役立たぬとは云わぬが、効果は薄いとは云えると思う。山菜採りのたのしみを奪われる老人、餌の青虫を喰えぬ小鳥だけでなく、秋のきのこ採りに、ばばごけ、ののめさえ採れなくなったのを体感として知る小生は、なんの科学的知識を基にして云うのではないが、薬剤がきのこの菌をも殺しているのではないかと疑っている。昔日、約50年前までは、五十公野山ではまつたけが山程採れたと聞く。その宝の山を再生させるべく、某NPO法人の70人程のメンバーが、ここ12年程、続けて山の下草刈り雑木除去をして来たが、成果はだんだんゼロに近付いている。薬害のせいではなかろうか。
 野鳥の会が秋に巣箱を設置したと聞く。あかげらを増やす為だとか。薬剤だけに頼るのではない、ひとつの方法であろう。
 愚老の悪癖で前置きが長くなりすぎたがそろそろ結論を綴る。
 ことは、五十公野山の松喰虫の被害防除に限る提案であるが、薬剤散布は中止してみてはどうだろうか。自然のことは自然に任せる。人間は手助けするだけ。もちろん薬剤散布もそれには違いないが、他の手段を執ってみることだ。薬剤散布にかかる予算を人件費にまわし、山林清掃の有償ボランティアを募集してみては如何だろう。枯れ木を片付け、苗木を植える。赤松オンリーではなく、実のなる雑木を混ぜる。(例、えごの実はやまがらの好物、たらの実はめじろが喰いに来る)
 害虫退治には小鳥を使い、その手段は餌を用意すること。害虫と害虫が殺しあう様、色々な虫がよろこぶ木を植えて、天敵関係を強めてみる。要は殺虫剤だけに頼らぬ松喰虫被害防止策を提案したいということです。
 以上が陳情の趣旨と陳情事項です。よろしくご検討いただきたい。

平成25年2月3日

新発田市議会議長 宮野 昭平 様

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