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会派代表質問・一般質問一覧要旨

会議名
平成30年 6月定例会
質問日
平成30年6月15日
区分
一般質問
議員名
渡邊喜夫 (公明党)
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要旨

1 児童生徒の登下校の安全対策について
先月(5月)7日、新潟市西区で女子児童が殺害され、線路に遺棄されるという痛ましい事件が発生した。一週間後の15日に23歳の男が逮捕されたが尊い命はもう帰ってこない。児童は下校途中に一人きりになったところを連れ去られた可能性が指摘されている。悲劇を繰り返さないために、子どもの安全を守る手立てを改めて検証する必要がある。当市に於いては通学路への防犯カメラの設置などが進んでいない中、集団登下校に地域住民ボランティアなどによる見守りは各地で行われている。文部科学省によれば、小学校のほぼ全校が通学路の安全を点検している。幼稚園と小学校の8割以上は保護者らによる見守り活動をしており、通学路の安全マップは小中学校の半数は作成済みである。しかし人通りや空き家の状況、防犯灯の照明などの環境の変化に、きめ細かく対策を重ねることも重要と考える。
警察庁によると、2016年に13歳未満の子どもが被害者になった刑法犯の件数は1万7252件であった。10年前、2007年の3万4458件と比べて半減したのは、各地の見守りなどの取り組みが一定の効果を上げているとした。しかし子どもが被害者となった刑法犯のうち、殺人や強制わいせつ、連れ去り等の件数は、横ばいの状況である。
子どもを犯罪者からどのようにして守るのか、地域の見守り活動などのほか、子ども自身の備えとして欠かせないのが防犯ブザーの携帯である。公益財団法人・全国防犯協会連合会では、登下校時に一人で歩くときは防犯ブザーを手に持ち、いつでも使える状態にしておく。ランドセルに装着する際は、手が届くよう肩ベルトのフックに取り付ける。不審者に遭遇した時は、ブザーを鳴らし、人がいる安全な方向に走る。などを呼びかけている。電池切れや故障などで、音が鳴らなかったり小さくなっていることもある。また、小学校入学時に児童に支給されるが、6年間の通学時に破損しても、その後は個人負担であり買い換えない児童もいる。定期的に鳴らす確認や訓練も必要ではないかと考える。先般、政府は関係閣僚会議を開き、子どもの登下校の安全対策を強化することを確認し、6月中旬までに再発防止策を取りまとめるとした。また警察庁では今年度中に、市街地や郊外で子どもや女性にとって、犯罪リスクが高い場所の割り出しや分析をし、防犯対策に生かす調査をする方針である。
そこで市長、並びに教育長に以下の6点について伺う。

(1) 新発田市内における不審者発生件数の推移と特徴について

(2) 安心メールなどの不審者情報発信の効果と課題について

(3) 地域の見守り活動の現状と課題について

(4) 新潟市西区の女子児童の殺人事件後、各学校及び地域において再発防止に向けた新たな取り組みについて

(5) 児童に支給される防犯ブザーの取り扱いの現状と課題につ
いて

(6) 実践的な防犯教室の実施状況について
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