現在位置 :トップページ会派代表質問・一般質問一覧 › 会派代表質問・一般質問一覧要旨

会派代表質問・一般質問一覧要旨

会議名
平成30年 2月定例会
質問日
平成30年3月12日
区分
一般質問
議員名
小林誠 (民主クラブ)
会議録を表示
録画配信を表示
資料

要旨

1 新発田が輩出した偉人を活かすまちづくりの視点について
 昨年9月定例会において、大倉文化財団より向島別邸「蔵春閣」が寄贈されたとの報告があり、過日は大倉喜八郎の会主催による蔵春閣の歴史についての記念講演も行われた。新発田が生んだ大倉喜八郎氏が、幕末・明治・大正における日本の近代化に大きく貢献されたことは周知の事実であり、まさに稀代の実業家である。また今回寄贈される向島別邸蔵春閣は市のホームページでも「歴史はそこで作られた」と表すほど、その歴史的価値は高いものであると推される。そのような歴史的建造物が当市に寄贈されることは今後の活用如何によっては新発田のインバウンドや観光戦略に大きく関わる可能性が出てきたと考える。その上でこの蔵春閣の活用を踏まえ新発田のまちづくりの視点について質問する。
 当市は歴史上後世に名を残す人物を多数輩出しており、過去の議会においても何度も名前が登場しているが、鎌倉時代、新発田を統治していた佐々木三郎盛綱、江戸時代に入ると赤穂四十七士である堀部安兵衛、そして幕末・明治・大正時代の大倉喜八郎氏と各時代においてそれぞれの英傑がおり、市民団体においてもその功績を顕彰する活動が活発化している。これらはすべて新発田ゆかりの人物であり、着地型観光の観点からみても城下町・歴史・人物といったコンテンツを発信する大きな新発田の財産であるとも言える。蔵春閣の寄贈はこれとない機会と考え、これらを活かした今後のまちづくりの視点が求められると考えるが市長の見解を伺う。

(1) 都市づくりの将来像として、都市マスタープランには「歴史・文化をはじめとした豊富な地域資源を活用し、地域の魅力を高める」とあるが、その施策の展開は

(2) 中心市街地活性化、観光誘客の観点において蔵春閣の位置づけをどのように関連づけていくのか

(3) 各市民団体が歴史上の人物の顕彰活動を行っているが、市と団体との関わりについて

2 市民参画と協働のまちづくりについて
 我が国では急速に進む少子高齢化や家族形態の多様化に伴い、地域社会への帰属意識の低下や地域コミュニティの希薄化が指摘されて久しい。こうした中、地域における高齢者や子育て世代への支援や防犯・防災など多様な地域課題を解決するためには行政によるものだけでは限界が来ており、住民個人はもとより、様々な団体や組織・企業やNPOの幅広い参画による意思決定やその連携による公共サービスの提供など「市民参画と協働」のまちづくりの仕組みを作っていく事が強く求められている。
 当市において平成19年に制定された新発田市まちづくり基本条例は、「市民参画と協働によるまちづくりに関し、市民主体のまちづくりをより一層推進するとともに、市民と市が協働し、地域社会の発展を図ること」を目的と定め、市民協働の推進に向けて今日まで取り組みが続けられてきた。このことは国の地方創生の流れも受け、まちづくり総合計画のなかでも「住みよいまちしばた」の実現のために市民参画と協働は市民活動・行政活動のトップ項目に挙げられている。この施策の展開として、地域おこし協力隊の配置や地域協働推進計画の策定、地域福祉計画策定などが進められ、昨年10月には中間支援組織として「新発田地域支援センター」が設立された。
 市民協働は今後のまちづくりの視点として重要な視点であると考えるが、その中でも中間支援組織の役割は全国的にみても行政と市民をつなぐ役割として今後期待が寄せられている。
 中間支援組織は、市民のまちづくりに対する取り組みを育成すると共に、情報の共有、人的ネットワークの形成など組織基盤の強化や人材育成、市民のまちづくりへの参画意識や機運の高揚を図る役割が期待される。
 今後当市の市民参画と協働を推進するための牽引役として大いに期待をするものであると同時に、単なる協働の仕組みづくりに終始することなく、本当の意味でのオールしばたでのまちづくりの展開を期待したい。
 そこで今後の市民参画と協働のまちづくりのビジョンについて以下質問する。

(1) 新発田市地域づくり支援センターの役割と推進体制について

(2) 市民協働の観点から地域おこし協力隊の活動状況について

(3) 地域福祉計画の策定状況と地域への展開について
Copyright(c) 2012- 新発田市議会公式サイト Shibata City Council. All Rights Reserved.