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会派代表質問・一般質問一覧要旨

会議名
平成30年 2月定例会
質問日
平成30年3月8日
区分
会派代表質問
議員名
阿部聡 (つなぐ会)
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資料

要旨

1 長期にわたる「戦略性」および時代の変化にあった施策の「柔軟性」の重要性について
 新年度予算案の提案理由説明を聞かせていただきました。
平成35年度までの「まちづくり総合計画」に添ったもので、単年度の予算案として目配りの行き届いた予算案であろうかと思います。しかし、あえて瑕疵を挙げるならば、長期にわたる「戦略性」および時代の変化にあった施策の「柔軟性」にやや欠けているのではないかと思われます。
具体例を3つ挙げます。

(1) 例えば「ほ場整備事業」に伴う埋蔵文化財発掘調査の人員が足りておりません。何らかの手を打たねば「ほ場整備事業」に支障をきたすのではないかと危惧されます。一昨年、40億円を超す国の補正予算獲得は市長自ら財務大臣・農水省等に陳情して実現したものです。「ほ場整備事業」の加速に伴って埋蔵文化財発掘調査の増加は必須であります。埋蔵文化財発掘調査は「まちづくり総合計画」第3章第3節「教育・文化」に関わるものですが、この問題は「まちづくり総合計画」に記載がありません。埋蔵文化財発掘調査は、単に「教育・文化」に留まらず、この事例にみられるように産業振興にも関わります。関係部署の連携はもとより、総合計画立案の中心であります「みらい創造課」の企画立案能力強化策、何よりも他の関連部署との連携機能強化策が必要と考えます。いかがですか。

(2) 次に「まちづくり総合計画」の第3章第2節「子育てA」では施策の成果目標として、10月1日時点での待機児童数ゼロを掲げております。しかし、提案理由説明でありました通り、担当課の努力と民間事業者の献身的な協力により、成果目標である昨年10月1日時点での待機児童ゼロはすでに達成されました。今後は4月1日、10月1日時点だけでなく、年度を通して、いつの時点でも待機児童ゼロ達成に目標を変更してはいかがですか。もちろん、待機児童問題の解決の困難さは深く認識しているつもりですが、目標をさらに高いところに設定し、目標を達成できるように人員配置を含め組織を強化し、必要な予算を確保し、実現可能な手法を組み立てていくべきであると考えます。いかがですか。

(3) さらに第3章第1節「防災」では、自主防災組織率の成果目標を平成35年度で88%、自治会連合会や担当課の努力で、今や84%へ届く勢いです。一方、緊急告知FMラジオ配備台数7,900台は約4,200台となっており、目標達成は難しい状況です。施策推進のために、防災予算の増額・伝達手段の多様化など、さらなる検討が必要と考えます。いかがですか。

(4) 以上3点は具体的な問題を例示しましたが、いずれにしても現状が計画と齟齬をきたしてきている場合、あるいは計画がすでに達成されつつある場合などは不断の見直しが必要と考えます。そして、その見直しは長期にわたる「戦略性」に基づいたものでなければ、方向性指示と予算編成に当たって効果的なものにはなり得ません。やや抽象的な質問でありますが、代表質問でありますので、長期にわたる「戦略性」および時代の変化にあった施策の「柔軟性」の重要性についてどのようお考えなのか、さらに今後の施策にどのように活かしていくのか、お伺いいたします。
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