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会派代表質問・一般質問一覧要旨

会議名
令和5年12月定例会
質問日
令和5年12月13日
区分
一般質問
議員名
小柳はじめ
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資料

要旨

1 災害級の酷暑に対し市独自の農業支援を強化せよ
 観測史上最高、史上最悪等と言われた今夏の猛暑に関して、新発田の主力産業である米作に関して、早い段階からの予想を超える大幅な品質の悪化、収量の低下に襲われ、米農家の減収に直結した事は周知の事実だ。
 JAの仮渡し金ベースで、1等米との60kgあたりの差額は2等で600円、3等で2,500円の減収を計算すれば、10a当たり5千円〜2万円にもなる。
 良いときも悪いときもあるのはどの産業でも同じだが、今年に関しては「災害」と認定して過言でない。
 11/10には聖籠町が、水田、畑、果樹の全ての農業者に対して10aあたり5千円の支援金給付を決めて関連予算7,600万円を12月議会に提案するという。また、11/24には阿賀町が、既に決定済の物価高騰支援3千円に品質低下に対する減収に対して上乗せを行い、10a当たり5千円を支給することが決まった。
 他にも中越や、県央地域でも同様の支援が広がっており、国県の支援策が決まった段階で改めて検討を行う佐渡市等の動きもある。
 私個人の政治信条としてバラマキ型の財政出動は好まないが、今年の状況から「災害見舞い」であり、危機的とも言える農業生産の現場で、新規就農者の減少や離農の流れを食い止めるための「激励金」と位置付けられる。
 新発田市の場合、水田面積が9,700Ha、水田利活用米穀作付け分2,100Haを除いても7,600Haで、聖籠町並みに10aあたり5千円一律給付の場合、独自財源が4億円が必要となりどう考えても現実的ではない。
 もちろん、新発田市独自の支援策も先行していること等も鑑み、財政調整基金の積み増し分程度の2億円以内なら政治的な決断する余地があるのでないだろうか?

(1) ズバリ!水稲栽培における減収に対する支援を行うつもりはないのか?

(2) 知事からは県支援策が発表されたが、直接支援メニューではないため、即効性に欠ける。このような支援は基礎自治体の責務でないか?

(3) コロナ前の市長なら、他市町村に先駆けて「これは政治の仕事だ!」と一番乗りで支援の花火を打ち上げていたが、4期目に入りその切れ味が鈍っているのでないか?

2 ミュージアム整備はいつまで引き延ばすつもりか
 美術館、博物館=ミュージアムの整備に関して過去5回一般質問をしている。「しつこい」と言われそうだが、今回改めて過去の市長答弁を徹底的に確認してみた。
 この案件は平成9年請願採択の美術館設置、平成24年採択の複合的歴史資料館早期建設、令和元年採択の「しばたミュージアム」の早期建設と、度々俎上に上がっており、大沼長栄元議員への引退直前の予算特別委員会での市長総括答弁は、今でも鮮烈に記憶している。
 その後の私の一般質問に対して、あの時の答弁は「市長になったばかりで勢いで言ってしまった」とか「もう少し小さい規模をイメージしていた」と苦しい言い訳をしている。
 また、度々「私は是非実現したいが財政規模的に厳しい」と言うので、それに対する手法として「ふるさと納税」にミュージアム整備の使途を追加し、新発田出身者へ集中的にアピールしたり、毎年少しずつでも積み立てを行う等の方策を提案してきたが、その度に「市民の間で機運が醸成されていない」等と難癖を付けてのらりくらりと躱してきた。
 市長の政治家として素晴らしいところは、「世間の風を読む政治的なカンの良さと根っからの運の強さ」であると常々指摘してきたが、これだけ言い切ってその後の歯切れが悪いのは、「保育園・給食無償化」とミュージム整備くらいで無かろうか?
 もちろん自主財源で数十億円を捻出するのは財政を預かる市長として、安易に「やります」とは言えないのは重々承知であることは理解の上伺う。

(1) ミュージアム設置には先ずは特養二の丸の移転と市道の付け替え、土橋門の復元を行いその次の課題だと答弁をしているが認識に変わりは無いか?

(2) ミュージアム設置を求める市民団体に対して「計画を進める!先ずは基金を作って積み立てを始める」と約束しており期待が高まっているが、肝心の積み立ても、土橋門整備へ使えるように上手く方向修正しているように見受けられる。積立金の使途についてどのように考えているか?

(3) 新発田市が財政的に手堅く行政運営をしてきたことは理解出来るが、街づくりやシビックプライド醸成のためには未来への投資は必要と思わないか?

 今回の一般質問は是非とも再質問の一問一答を充実させたいので、過去の経緯説明で答弁を必要以上に膨らませて、時間稼ぎをすることの無いようにくれぐれもお願いします。
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