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会派代表質問・一般質問一覧要旨

会議名
令和5年12月定例会
質問日
令和5年12月11日
区分
一般質問
議員名
阿部聡
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資料

要旨

1 鳥獣害対策のため専門課創設等の対策を
 クマの出没・目撃情報が増えています。市農林水産課の統計によれば、新発田市では令和元年55件、2年233件、3年23件、4年93件、今年は11月12日現在で102件に上っています。多い年と少ない年が3〜4年程度の間隔で繰り返されつつ、増える傾向にあります。
 人身被害の推移は、環境省の統計の速報値によれば、全国で令和元年137件、2年141件、3年71件、4年68件、今年は10月末現在で159件となっています(人身被害はツキノワグマによるもの、ヒグマは含まない)。当市でも今年は既に2件の人身被害がありました。
 市の担当係および担当各課では被害削減のための対応にあたっており、その献身的な努力に対して、心から感謝申し上げます。例えば猟友会への情報提供は当然として、安心メール配信、目撃地点周辺地区を中心にした徹底した注意喚起や複数回に渡るクマ注意喚起チラシの配布、新発田市市民公開地理情報システムから行ける「クマ出没・痕跡情報マップ」、これは市ホームぺージ上でクマの動きを把握できるため、ワンクリックで検索できないなど改善の余地はあるものの、市民の皆さんの危険回避や今後の対策立案に役立つものであります。
 さて、新発田市には「新発田市鳥獣被害防止計画」がありますが、現状とはそぐわなくなっている部分も多々あります。そこで、以下提案いたします。市長のお考えをお聞かせ下さい。

(1) クマ被害は餌の豊凶と関連する。豊凶サイクルから考えても、現行のざっくりとした計画でなく、毎年実施状況の検証が可能で緻密、中長期的な計画立案が必要と思われるがいかがか。

(2) 中長期的な計画を実行に移すためには、例えば人事異動のない鳥獣害対策専門官を長期間にわたって任命、併せて鳥獣害対策課などの専門部署の設置が必要と思われるがいかがか。

(3) 捕獲・防護・環境整備、三位一体の対策が必要で、特にクマなどの人身被害を防ぐためには、例えば狩猟やわな免許を持った専門家・実務家を助言者として迎えるべきではないかと考えるがいかかが。

(4) 対策には資金が必要だ。例えば鳥獣被害防止総合対策交付金など、国の資金を最大限利用できる対策とすべきと思うがいかがか。

(5) 鳥獣害対策先進地は「特区」申請したり、「市街地対応マニュアル」を作成している。新発田市もその時期に来ていると思うがいかがか。
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