会派代表質問・一般質問一覧要旨

１　新発田市の防犯対策について
　新発田市民の安心安全・防犯等の観点から通告の通り以下の質問をいたします。
　一つ目の質問といたしまして今年の7月24日付新潟日報にて、刑法犯増加の記事がありました。内容は、今年1月から6月の上半期に全国の警察が認知した刑法犯は、前年同期と比べ21.1％増の33万3千3件だったことが警視庁のまとめで分かったとあり、21年ぶりに増加に転じたとあります。また、新潟県でも増加に転じ、20.4％増の3997件で通年で見ると、昨年まで20年続けて減少したが、今年は増える可能性があるとのことです。
　全国では、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年上半期と比べ、刑法犯全体は減少したが、殺人・強盗・放火・強制性交などの重要犯罪は増加した。また、自転車盗難や路上での傷害、暴行などの「街頭犯罪」と、空き巣、忍び込み、金庫破り、事務所荒しの侵入強盗や侵入盗などの「侵入犯罪」がそれぞれ3割近く増加した。身近な場所での犯罪が目立っている。と綴ってあります。
　新潟県に於いて、前年同期と比べ刑法犯が20.4％増であることから新発田市の動向が気になるところです。また、令和元年9月定例会の答弁で、「防犯対策として、防犯カメラをH28年度からH30年度に公共施設などに13台設置し、公共施設を管理するための防犯カメラを含めて新発田市全体で160台設置してあります。」との答弁がありました。防犯カメラ設置は、犯罪の抑止効果や万が一の時にいち早く解決に結びつくなどのメリットがある一方で設置近くの市民の方のプライバシー保護の問題点がありますが、地域住民の理解を得て必要な個所に防犯カメラの設置・増設を望みます。
　私が住む第七区町内会にある南公園には、防犯カメラが1台設置してありますが、1台で十分なのか疑問を持ちます。また、防犯カメラ作動中を知らせる表示が小さく目立たないのでないかと考えます。別の公園では、入口の塀や垣根が非常に背が高く、死角を作っているのではないかと感じ改善が必要と考えます。
　「身近な場所での犯罪」を念頭に置き、防犯灯の増設等も含め、犯罪の抑止力・防犯の強化に繋げ、新発田市民の安心安全な暮らしを守るために次の質問をいたします。

（１）　新発田管内に於ける街頭犯罪及び、侵入犯罪の状況について

（２）　現在の防犯カメラ設置の状況と今後の設置計画や、各自治会から防犯カメラ設置の要望・申請の有無について

（３）　住宅街の防犯灯増設についての見解を伺う。

（４）　抑止力効果のため「防犯カメラ作動中」の表示を大きく目立つ場所に移動させた方が良いと考えるが、見解を伺う。

（５）　防犯カメラ以外の、新発田市が取り組む市民に向けての防犯対策の内容と成果・問題点について

２　市道の白線（横断歩道・停止線・止まれ・路側帯）の点検・補修について
　二つ目の質問といたしまして市道の白線（横断歩道・停止線・止まれ・路側帯等）について、お聞きいたします。これは、各町内・各自治会によって差があるのかもしれませんが、私が暮らす大栄町には、保育園から高校までの学校施設等が幾つもあり、毎日のように多くの園児・児童・学生・生徒が徒歩や自転車・親の車などで登下校しております。また、通学路は、道路幅に関係なく車通りが結構あり、自転車や徒歩にて通学する子どもたちを毎日目にします。時に、自転車で通学する子どもの横を結構なスピードで走る車や、自転車が2列になったり、スマホを見たりしながらの走行を見るたび「あぶない！」と思います。そして、道路に目をやりますと、冬場の除雪作業や他の要因等で停止線が消えていたり、かすんで薄くなっていたり、止まれの文字が完全に消えていて、路側帯の白線も消えている状態の道路を多く目にします。
　以前の市長答弁によると、「自治会や市民などから停止線などの道路標示が消えていると連絡があった場合については、現地を確認するとともに、交通規制に関する道路標示の所管であります新発田警察署に連絡し、迅速な対応をお願いしております。」とありますが現在も同様の対応なのでしょうか。
　重大案件が起きる前に、地域の安心安全・交通安全の観点から次の質問をいたします。

（１）　横断歩道・停止線・止まれ・路側帯の点検とより早急な補修を可能にするための市の対応はあるか。

（２）　自治会や市民からの要望が無い場合の点検・補修等は、どのように行っているのか、優先順位的なものがあるのか。