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会派代表質問・一般質問一覧要旨

会議名
令和4年 9月定例会
質問日
令和4年9月9日
区分
一般質問
議員名
小柳肇
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資料

要旨

1 旧統一教会及び関連団体行事と市・教育委員会の関係
 安倍元首相の襲撃を機に、宗教法人世界平和統一家庭連合、いわゆる旧統一教会と政治家の関係について、世論の注目は最高レベルに達している。
 新発田市は、新発田教会が2018年に設立した、「郷土を元気にする会」の活動の中心地であり、佐々木盛綱公や堀部安兵衛などを取り上げる「義人祭」や関連する歴史イベントを毎年のように開催してきた。
 主なイベントだけでも、「新発田藩270 年の業績」、「諏訪神社」、「堀部安兵衛」、「大倉喜八郎」等を取り上げ、郷土の歴史を解りやすく解説した資料や動画の完成度は極めて高く、地域の活動自体は素晴らしいもので、キリスト教の一派とされているものの、曹洞宗の寺院や日本古来の修験道、神道にも分け隔て無く関与しており、一見宗教関連組織とは見分けがつかない。
 2020年11月22日には、佐々木盛綱に関連して「新発田市と倉敷市を結ぶ架け橋」等の大規模イベントも開催されており、活動自体には一見、公益性があると思われ、市及び教育委員会、観光協会も後援している。
 しかしながら、報道でも明らかにされているとおり、過剰な寄付を集めるなどカルト的な宗教活動も明らかになっており、新発田市内でも多くの被害者が現存することは紛れもない事実である。
 私も様々なイベントの招待を受けたが、政教分離の信条から一定の距離を取っていたところ、昨年の会派離脱と同時に訪問がぱたりとなくなった。
 訪問に来る信者の方からは、「市長も来賓で来られるからご一緒にどうですか」等との勧誘もあったが、教会及び関連団体と市及び教育委員会との関連、市長の関与など等について伺う。

(1) 今年3月26日に生涯学習センターで開催された教会関連団体「平和大使協議会」主催の「地方生き残りの処方箋」を市として後援しているが、他に教会関連イベントへの関与や後援掲出などのお墨付きを出したイベントはあるか?

(2) 教会関連イベントへの代理も含め市長の出席はあったか?また、市長交際費では教会関連イベントへの支出は見当たらなかったが、市長自身の政治活動ではイベント出席、祝電、メッセージ、出金等はあったか?
(3) 教育委員会のイベントへの関与及び後援掲出はあったか?

(4) 関連イベントに対する市や教委の関与に対してどのように考えているか?

(5) 市長は過去の選挙時に教会からの金銭的、人的な支援はあったか?

2 紫雲の郷の経営悪化問題と今後の対処方針について
 紫雲の郷は旧紫雲寺町との合併に伴うある意味「負の遺産」であると市民の誰もが薄々気がついている。
 温浴施設の指定管理委託については事実上、当該第三セクターへの随意契約であり、入札やプロポーザルと言っても出来レースと言われても反論は出来ないだろう。
 三セクの経営センスのなさは目を覆うようなレベルであり、大手旅行会社から完全にカモにされている。
 県補助金により着手したふぐ養殖も放り投げて、塩漬け状態の施設は何も生んでおらず、外部の民間企業への貸出交渉にも失敗している有様だ。
 先日、地元紙が、市が筆頭株主である第三セクター「紫雲寺記念館」の財務状況に関する記事で、借入が1 億5百万円に及び危機的である旨を指摘していたが、市の「懸念は伝えたが役員は出しておらず決定権はない」、当の経営者は「地元出身商工団体の幹部から推薦があった」など、まるで責任のなすりつけ合いのようで、全くもって笑止千万であった。
 最大の責任は経営能力の無い経営陣であるが、監視すべき立場の株主である市としても市民への説明は厳しく、過半数の持ち株比率にしなければ、このまま膠着状態が続き更なる泥沼に陥ることは自明であろう。
そこで今後の市の対処方針について伺う。

(1) 合併時から昨年度末までの市が支出した指定管理料および、指定管理料以外の機器修理等の追加に支出した総額は?

(2) 旧町からのなれ合い体質が解消されぬまま、ここまで悪化した経営状況に対しての株主としての責任をどのように捉えているか?

(3) 前回の契約更新は従来の指定管理期間の3年が短縮され、県の指定管理と契約満了時期を揃えているが、これは契約先を変えるための事実上の準備か?

(4) コロナ禍前からの状況を鑑みれば、現状での経営では好転が厳しいのは素人目にも判る。41億円かけて作った「ハイジアパーク南陽」の民間へ税別1万円で売却を行った例を参考に、再開発を前提とした民間売却など損切りを考えても良い時期でないか?
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