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会派代表質問・一般質問一覧要旨

会議名
令和4年 6月定例会
質問日
令和4年6月9日
区分
一般質問
議員名
青木三枝子
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資料

要旨

1 新型コロナウイルスに感染し自宅療養となった体験を通して、今後、行政として行うべきことを考える
 毎日のように新規感染者数は減少していると報道されますが、一方で、5月13日に新型コロナウイルスの国内死者数が3万人を超えたと発表されました。今年に入って3か月間という短期間で死亡者が1万人増えたのです。第5波では基本的には入院し呼吸器装着するなどして治療が受けられたことから、重症化率が上昇し、医療がひっ迫しました。しかし、6波では実際には医学的には重症例でも軽症とみなされ入院が抑止された結果、自宅や施設で死亡する例が増え、皮肉にも致死率が重症化率より高くなるという現象が起こっています。その結果、医療はひっ迫せずとして医療体制の整備が進んでいません。
 軽症と言われるオミクロン株感染で、実際には自宅や施設で亡くなる方は増えているのです。このまま感染者の増加を放置すれば第7波でも6波と同じことが起きると言われています。
 5月連休後の感染者は全国的に高止まり状態となりました。新発田市も1日の新規感染者が41人と過去最多となりました。身近な市職員の感染者も増え続けています。特に保育士の方々の感染者が多いと感じています。感染した方たちの多くが自宅療養をした、あるいは現在もしていると推察します。毎日3000人以上の自宅療養者がいることによる社会への影響は甚大です。
 5月25日、政府に助言する専門家会議は「全国的に感染者の数は減少に転じる一方で、いまだに一部の地域では増加が続いているとの見解をまとめた」との報道がありました。新潟県の5月26日の県の新規感染者は425人、宿泊療養者27人、自宅療養者3421人、入院中63人、重症者1人、新発田市新規感染者は19人、新発田保健所管内の幼稚園・保育園でクラスターが発生しています。感染は一進一退の状況であり、今後、再び感染拡大の可能性があります。
 国内全体では、現在、感染者の増減は見られるものの、ワクチン接種によって感染は防げないが重症化しないということで、政府は、屋外でのマスク除去の推奨、入国者数の倍増、入国時の検査免除などを行う方向です。岸田総理を始め外国訪問中の閣僚たちのマスク着用なく近距離での会話する様子を見ていると、外国の対応に同調しながら、国内においては、首相はマスクを外すことを今の段階で緩和することは現実的ではないと発言していました。その一方で、厚生労働大臣が2m以上間隔をとればマスク除去をしてよいとわざわざ発信するなど対応が一貫していないと感じました。その後、脱マスク論争が持ち上がったため、5月23日に政府見解として、マスク着用についての指針を公表しました。日本においてはやっとマスク着用が定着して来た矢先の政府見解でした。しかし、この発表内容は、多くの場合マスク不要という誤った発信となる可能性があると考えます。訪日観光客が今後増えた際に、マスク着用が徹底されるのか疑問です。
 米国では一部の地域で感染拡大しマスク着用が推奨される状況となっています。台湾でも海外からのビジネス客受け入れ後から感染が急拡大しています。5月1日の日報に、オミクロン株に感染した妊婦の出産はリスクを伴うため周産期母子センターでの出産となることから、新潟大学の西島教授によると、「病床が埋まりスタッフの負担もかかる。この状態が続くと非常にまずい」と危惧。「近くに妊婦がいる人は感染対策を徹底してほしい」と述べています。
 加えて、海外では、ポリオ、黄熱病、デング熱、サル痘などの従来の感染症が拡大しています。その中で最も懸念しているのは、小児急性肝炎です。5月17日WHOの発表では世界22か国から429例から報告されています。様々なワクチン接種が進んだことで、免疫力が低下するとともに、これまで肝炎を引き起こさなかったアデノウイルスの毒性がましたのではないかと懸念しています。私の周りの方たちに2回目と3回目のワクチン接種後に帯状疱疹など様々な副反応が出現し、高齢であるほどダメージを受けています。亡くなった方もいます。ワクチン接種後の死亡者は4月29日までに1710人です。
 mRNAワクチン接種の回数を重ねても死亡者が3万人を超えたこと、ワクチン接種後の死亡者が1710人となっていること、ワクチン接種が進む一方で従来の感染症が拡大していることなどの状況から、mRNAワクチン接種に依存してはならないと考えます。
 今、最も大切なことは飲食時や近距離での会話時の感染対策の徹底を行い、できるだけ感染しない、させないことだと考えます。そして、感染しても自宅や施設で医療を受けられず亡くなることがないよう、経済対策の前に、在宅・施設療養を含めた医療体制整備を行うことだと考えます。しかし、国が行っているのはそれに逆行する病院統廃合です。医療体制整備無くして経済対策なしと考えます。
 この度、市長は新型コロナウイルスに感染され、貴重な自宅療養の体験をされました。現在、感染しても重症化しないとされ、自宅死の恐怖は薄らいできているとは思いますが、いろいろな思いや不安の中で過ごされたのではないでしょうか。それらの貴重な体験を今後の対策に生かして頂くことを望みます。

(1) この度の市長の自宅療養を通して、また、現在の感染状況において、今後、市長として行うべきことは何かをお答え下さい。

(2) ワクチン接種後にアナフィラキシーショック等の副反応に対しては救済された例はありますが、動脈解離、脳出血、不整脈などで突然に亡くなる方に対してはワクチン接種との関係は不明とされ救済されていません。市長会トップとして原因を究明するよう政府に提言すべきと考えます。市長の考えを伺います。

(3) 今後も変異ウイルスや新たな感染症によって感染急拡大状態になる可能性があります。感染症拡大時に公立病院が果たす役割は大きいと考えます。市長会のトップとして県内で進められている公立病院統廃合についてのお考えを伺います。

2 新発田の文化を継承するための提案
 私は歴史図書館を時々訪れます。その際に、新潟弁かるたと手ぬぐい・ふろしきの柿渋で作られた型紙の展示を見る機会がありました。
 かるたは五十公野の方が作られたということです。作者はわかるが、その方との連絡が取れないとのことです。方言は解説なくして私には殆ど理解できませんでした。しかし、かるたに描かれている絵は、その時代を表し、見ていて懐かしい気持ちになりました。
 手ぬぐいの型紙は、四国で保管されていたとの事です。展示の際の説明文書には、「大正から昭和にかけて。新発田のまちには様々な商店が並び、商いに携わる人々で賑わっていました。このような店舗・事業者は、自分の店の宣伝も兼ねてオリジナルの手ぬぐいを作り、これを季節の挨拶に合わせて配っていたものです。こうした手ぬぐいも地元の染物店が受注し、自らデザインして味わいのある製品を作っていました。これらの手ぬぐいが持つデザイン性は染物職人の技術が発揮され、『手仕事しばた』を象徴する作品として見る事も出来ます」とあります。
 何とかこの新潟弁かるたと手ぬぐいや風呂敷の存在を、子どもたちや市民に知って頂きたいと思いました。また、これらをしばたの観光土産にできないものかと考え質問いたします。

(1) 方言かるたを一般向けに作り直し、学校の図書館に於いて貰い、実際に遊ぶ中で方言に触れる機会を持てないものでしょうか。また、手ぬぐいや風呂敷の手仕事についても学ぶ機会を持てないものでしょうか。

(2) かるた、手ぬぐい、ふろしき等を新発田のお土産品として販売できないでしょうか。
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