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会派代表質問・一般質問一覧要旨

会議名
令和4年 6月定例会
質問日
令和4年6月9日
区分
一般質問
議員名
渡邉葉子
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資料

要旨

1 「アンガーマネジメント」当市における現状と今後の取り組みについて
「アンガー」は「怒り」、「マネジメント」は「管理」。アンガーマネジメントとは「怒りをコントロールする」ということ。怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニング(療法)として1970年代にアメリカで生まれました。数年ほど前から日本でも問題になり重要性が強く言われるようになって参りました。
 パワーハラスメント予防、いじめ防止効果なども期待され、アンガーマネジメントを取り入れた中学校の道徳の教科書もあり、教育現場や職場、アスリートのメンタルトレーニングへの導入など取り組みが拡がってきております。教育現場では特に小学校において八戸市、八王子市や土佐市などで取り入れた結果、効果も得られているとの事です。
 怒りは決してなくならない感情でもあり、正義の観点から見逃してはいけないものに対しての毅然とした態度は必要ですが、コントロールできない位の感情の高ぶりに関しては消し込んでいく方法を学んでおくことも重要ではないかと感じます。アンガーマネジメントはトレーニングであり、ある程度続ければ誰にでもできるようになるメソッドで、スポーツと同じように子供の頃から早く始めるほど上手になると言われています。コロナ禍での外出規制・行動制限、イベント・行事の縮小・中止等も外的要因として加わり、以前に増して現代はストレス社会です。
 パワーハラスメント、虐待、DV、体罰、いじめ、キレる、あおり運転などの、言動の奥には「怒り」の感情が存在します。怒りは自分の願望や欲望がかなわないときに起きる場合がほとんどです。人に対して自分の思いどおりになってほしいという気持ちから、こうであるべき、こうすべきと相手に対して求め、それがかなわなかったために起こるものであるとも言えます。怒りは2次感情であり、その前に何らかの 例えば、不安や寂しさ、つらい、悲しいといった 1次感情があって引き起こされるという特徴があります。
 アンガーマネジメントは、自分の心、あるいは相手の心にどんな1次感情があり、何が引き金なのかを見つける作業でもあります。相手の心は変えられないが、自分の心は変えられると考え方を切り替えることや、あるいは相手に自分の価値観を押しつけるのではなく、自分が相手を理解できるように努力することで怒りをコントロールできるようになる事等をつかんでいくメソッドです。
 かつて釈迦は「心の三毒」という教えを説きました。いわゆる「貪・瞋・痴」、心を穢す3つの大きな毒の一つが瞋=怒り。これに「慢・疑・悪見」を加え「貪・瞋・痴・慢・疑・悪見」がいわゆる人間の六大煩悩とされております。六大煩悩は行動面としては怒りの部分に出てくることも多く、怒りの結果、ある種の毒素が出てくるといわれております。相手を威圧・攻撃したり傷つける言葉をぶつけると受けた方も少なからず影響を受け、何らかのマイナスの感情が残り、負の連鎖につながって参ります。
 最初の原因は些細なことであっても、発した怒りから人間関係の破綻、争議や犯罪につながってしまったという事例も少なくありません。
 多様な個性や価値観の中で、お互いに理解し合えることは難しいこともありますが、心穏やかであることや、穏やかに話し合う訓練をすること、怒りの感情を振り回さないこと、自分も相手も理解しようとしていく事等は非常に大事なのではないでしょうか。
 以上の観点から以下質問致します。

(1) アンガーマネジメントの活用について
  @ 市職員への活用の現状や効果、今後の取り組みはどうか。
  A 小中学校の教育活動に取り入れてはどうか。

2 小児(5〜11歳)を対象としたワクチン接種の現状と課題について
 小児(5〜11歳)に対する新型コロナウィルスのワクチン接種が3月より開始、新発田市では県内で一番早いスタートでした。ウイルスに罹患した場合重篤化する可能性のある高齢者や基礎疾患のある方などには一定の効果もあると考えますが、小児の場合罹患しても症状が軽症や無症状であることや副反応への不安などから、接種を躊躇する保護者も少なくありません。
 「日本の子どもにとっては普通の風邪を超えるものではない」長崎大/森内教授(小児科)
 「健康な子どもに急いでワクチンを打つ必要はない」富山大/種市講師(小児科)他
 新潟大学医歯学総合研究所/渡辺医師を含む「関東甲信越有志医師の会」では小児へのワクチン接種は中止すべきというスタンスをとっております。小児接種については自治体の対応も様々です。大阪府泉大津市の南出市長は、ワクチンの安全性と副反応について繰り返し伝え、小児接種については希望者のみに接種券を配布。副反応についての専門窓口も設置いたしました。身近なところでは長岡の磯田市長は「基礎疾患を持つ子どもへの接種は優先すべきだろうが、健康な子どもへの接種を急ぐ必要はそれほど大きくない」としております。
 ワクチン接種を否定するものではありませんが同調圧力が生じることのないよう、又保護者の皆様が正しい情報の元慎重な判断ができますよう対応を望みます。

(1) 進捗状況と今後のスケジュール

(2) 有効性や安全性、副反応への見解はどうか。

(3) 情報提供や副反応等の把握はどのようにされているか。
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