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会派代表質問・一般質問一覧要旨

会議名
令和4年 2月定例会
質問日
令和4年3月11日
区分
会派代表質問
議員名
阿部聡 (つなぐ会)
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資料

要旨

1 感染症収束を見すえた産業振興策推進を
 2月15日、令和4年度当初予算案概要説明と財政計画がありました。
 市長は予算編成のコンセプトとして『市政の4つの柱「健康長寿」「少子化対策」「産業振興」「教育の充実」を、健全財政を見すえた中でより力強く推し進める』としました。感染症拡大防止に全力で取り組んでいる職員の皆様に敬意を表すると共に、市政4本柱を推進しつつ健全財政の維持・継続が求められる中、それを現実のものとしている市政運営を評価するものであります。さらに、感染症禍にあっても、市民サービスの低下を招かない配慮も感じられます。しかし、気になる点もいくつかあります。

(1) 固定資産税免除など、国の緊急経済対策の効果もあって、今年度は市税が大幅に減少することはないのでしょうが、問題は現在の対策後です。民間業者は金融機関からの借入の返済も始まります。感染症禍が長引く中で、キャッシュフローの目詰まりが起こらないのか、事業継続・雇用維持が可能なのか、憂慮しています。新たな経済対策が必要です。農業・観光の思い切った振興策拡大策と共に、産業構造を根本的に変える「新産業の誘致・育成」が必要なのではないでしょうか。
 昨年の代表質問で、私は『来年度(つまり今年)の「産業振興策」はやや弱い。収束までは仕方がない。しかし、長い目で見るとどうか。今までなかった視点も必要です。強みだった食品産業のみならず、ICT化やインターネット関連産業の誘致や脱炭素社会を見すえた産業など、新産業の誘致も具体化すべきと考えます』と述べました。ところが4年度当初予算案では、努力の跡は見られるものの、まだ「弱い」ままではないのでしょうか。今後の産業振興策がどうあるべきか、環境整備はどうあるべきか、昨年に引き続き、市長の見解と今後の方針を伺います。

(2) 農業の「オーガニックの推進」がコメの輸出競争力を高めることは間違いないでしょう。しかし、単発では効率的ではありません。他の農産物や加工食品・観光面にも活かすべきと考えますが、いかがですか。

(3) 「旧天王小学校シェアオフィス化」を打ち出しました。他市町村の状況を見ますと、自然・歴史的背景のみならず、オフィスを取り巻く住および学習環境、さらに人的交流の実績がない中では、効果は限定的であるとのことです。「旧天王小学校シェアオフィス化」を実効あるものとするためにも、総合的で多様な取組と、特に専門知識を持った職員の養成または招聘が急務と考えますが、いかかですか。

(4) 「新発田市観光協会と月岡温泉観光協会の統合」では、観光客増・観光収入増という果実をもたらさなければ意味はありません。具体的な集客目標・収入増目標の設定から始まって、ターゲットやツールの選定、体制の整備が必要です。市長の目標設定・方針を伺います。

(5) 最後に、行政DX化についてであります。ITが主に効率化を目指すことに対し、DXは「デジタル技術で、価値提供の方法を抜本的に変えること」を目指します。新発田市ではシステムの維持管理・共同利用を図るクラウド化に着手したばかりで、「遅れている」と言わざるを得ません。例えば、マイナカードを大多数の人が取得すれば、ワクチン接種手続は倍速的に進むのではないでしょうか。行政DX化推進に対する市長の方針を伺います。
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