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会派代表質問・一般質問一覧要旨

会議名
令和3年12月定例会
質問日
令和3年12月2日
区分
一般質問
議員名
渡邉葉子
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資料

要旨

1 市内全小学生を対象に実施したPCR検査について
 10月1日の記者会見にて市長より「市内全小学生を対象に新型コロナウイルスのPCR検査を実施する」との発表があり、その後実施された市内全小学校でのPCR検査。「ワクチン接種ができない子どもを守る手段はPCR検査しかない」との判断によるものとの事でしたが、多くのご家庭ではむしろ戸惑いや不安を感じたという声を多数耳にいたしました。不安や不快、「何故今なのか」疑問を持ったという方々の方が多かった、というのが率直なところでございます。又、家庭内感染の主体は大人です。大人から子どもへの感染がほとんどです。
 そもそも新型コロナウイルスの感染率は10代では極めて低く、仮に感染しても非常に軽度であり、完治していることはこれまでの数々のデータにおいても明らかになっているところです。11/17現在までに10代で感染症により亡くなられた方は2名。お一人は基礎疾患など複数の重症化リスクを有していた方、もう一人は慢性肺疾患の持病があり1回目のワクチン接種後の死亡です。亡くなられた方に対しましては心よりお悔やみ申し上げます。
 死亡者数は累計感染者1,725,568名に対し18,331名、1.06%(11/17現在)。ちなみに、10代の占める割合は0.01%です。
 PCR検査そのものについてですが、厚生労働省やWHOは「PCR検査による陽性と感染・発症は違う」という見解を示しており、国会においても厚生労働省の審議官が「PCR検査陽性は感染の証明ではない」と答弁しております。
 「PCR検査で陽性になることと、病気で免疫力が下がりウイルスが体内に拡がり発症することは違う。ウイルスはどこにでもいる。「陽性」と「感染」を混同している。医学的に無症状感染などありえない」(NPO法人薬害研究センター理事長、Tokyo DD Clinic院長 内海聡氏)
 国立感染症研究所は「PCR検査はウイルス遺伝子を検出するものであり、感染症ウイルスの『存在』を証明するものではない」としております。
 様々な媒体で多くの情報発信がなされていますが、正しい事実・エビデンスに基づいた判断・対応のもと市民の皆様の不安を払拭し、子ども達の命や健康を守ることが大切と考え以下お尋ねいたします。

(1) PCR検査を実施するに至るまでの経緯、必要性はどのようなものだったか。

(2) 保護者や現場の教師等事前のヒアリングや説明等はどのようにされたか。

(3) 児童、保護者の反応はどのように把握しているか。

(4) 教職員をはじめ現場対応での時間・労力等負荷がかかったと思われるがどうか。

(5) 検査を希望した児童の割合・実数と「陽性」反応者の割合・実数はどうであったか。

(6) 2,118万の補正予算を投じての実施であったが、効果・成果をどのようにとらえているか

2 広がりをみせている「マスクシンドローム」、問題点と対応について
 新型コロナウイルス禍において「新しい生活様式」推奨によりマスクを習慣的に着用する生活が2年近く続いております。が、この間マスクの有効性について証明された事は一度も無いのではないでしょうか。今や、むしろ感染予防にはならないとする、科学的根拠に基づいた見解の方が多数なのではないでしょうか。
 総務省においても政策等に関して新たな取り組みとしてEBPM(=Evidence-based Policy Making、データ分析・エビデンスに基づく政策立案)の推進が進められておりますが、根拠・エビデンスに基づく取り組みや政策は、今や当然のことであると考えます。
 昨今は、医師をはじめ専門家からマスクの長期着用による弊害が多数とりあげられ注視されてきております。日本小児科医会は「2歳未満のお子さんのマスク着用は危険」というメッセージを発表。アメリカCDC(疾病管理予防センター)、APP(アメリカ小児科学会)ではすでに警告を公表しており「乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクは明らかに増すことが予想される」としております。
 WHOとユニセフは5歳以下の子どもはマスク着用にこだわらなくてよい、という見解を出しております。
 長時間のマスク着用は低酸素状態を招きます。本年2月、マスク着用での体育の授業中小5の男子児童が亡くなりました。
 また、株式会社ロッテは20〜60代の男女400名を対象にマスク着用の習慣化における体の不調・変化に関する調査を実施、併せて20〜40代の4歳から小学生までの子どもを持つ男女200名を対象にマスク着用による子どもの健康に関する親の意識調査を実施。結果マスクを習慣的に着用するようになったことで、3人に一人が体の不調を感じている。多くの人が陥っている症状のTOP3は「頭がぼーっとして物事に集中しづらくなった(50%)」「肌荒れするようになった(44%)」「喉が乾燥するようになった、咳が増えた(40%)」又、「自分の表情を気にしなくなった」「口呼吸になっている」と感じている人はともに約4割という結果になっております。
 特に顕著な結果があらわれているのが20代女性、実に50%、半数が不調や変異を実感。特に表情筋の衰えは鬱状態などの感情変化を招くともいわれており、コロナ禍での若い世代の女性の自死が増加した要因の一つではないかと懸念されているところです。
 加えて、口元が見えないことによる人物認識能力や言語能力の低下なども指摘されており実際、聴覚にハンディキャップがある方は口元が見えないことから会話に大変苦労されているという実態もあります。コロナウイルス感染の危険より、むしろ肌荒れや口臭、集中力の低下、うつ病、歯並びの悪化、表情筋の衰え等の健康侵害を専門家は危惧しているところです。人権や多様性、SDGsの観点からも普段の取り組みとは隔たりがある状況と考えます。
 「科学的根拠のない不安に駆られて、子どもたちへ向けられる大人のまなざしが温かさを失ってしまうことが、今の日本の子どもたちにとって何より恐ろしい事態だと懸念しています。」との日本小児科医会の言葉を添え、以下についてお尋ねします。

(1) マスク着用の有効性はどこにあるか、又マスク着用の弊害について把握しているか。

(2) 小中学校における現状と対応について

   @ マスク着用の有効性、必要性に関してどのように捉え、児童・生徒、保護者に伝え共有しているか。

   A 児童生徒、保護者からマスク着用についてのクレームや要望等現状と対応はどうか。

   B 皮膚過敏や他の理由でマスク着用が困難と感じている児童・生徒の把握、対応はどうか。

(3) 未就学児への対応等について

   @ マスク着用の現状はどうなっているか。

   A 未就学児、特に2歳未満児のマスク着用に関しては心身の発達を阻害する要因となることが懸念されるがどのようにとらえているか。
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