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会派代表質問・一般質問一覧要旨

会議名
令和3年 9月定例会
質問日
令和3年9月8日
区分
一般質問
議員名
青木三枝子
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資料

要旨

1 コロナ感染症拡大によって医療を受けられず在宅で亡くなる方をなくすための対策を
 5度目の緊急事態宣言が発出される一方で、オリンピック開催が強行されました。オリンピック選手村内でも選手の感染が発生し、関連する方々合わせて500人以上の感染者が出ました。東京都では日に日に感染者が増大し、その感染は地方へ波及、今では21都道府県が緊急事態宣言、12県がまん延防止など重点措置の対象となりました。在宅療養者が医療をうけられず目の前で亡くなられるニュースを連日聞き胸が痛みます。新潟県では、現在、一日の新規感染者が150人を超えました。検査数を増やせば感染者はもっと多いと考えます。ICU病床もひっ迫し、ぎりぎりの状態です。当市においては、一時、人口約10万人あたり10人以上の新規感染者が発生し、県は当市を対象とした特別警報の発令を検討しましたが、感染経路不明者が基準未満という点が考慮され発令を見送りました。しかし、毎日、複数人の感染者が発生しています。ワクチン接種によって感染者が減ると思われていたにもかかわらず、逆に感染者が増えています。市中感染が起き、在宅療養患者がすでに多くなっていると推察しています。今後、都会で治療を受けられない方が、地元での治療を求めて帰省することも考えられ、ある時点から、当市においても、突然に感染爆発する可能性もあります。医療を受けられず在宅で亡くなる方をなくすための対策が求められています。
 第4波のさなかにあった、先の6月定例会での私の一般質問のなかで、在宅療養の患者に対応できる体制づくりをと提案しましたが、新発田市はそのような状態ではないとの事で、保健所に伝えるとの答弁のみに終わり、実際には体制づくりが成されることはありませんでした。医療が受けられず、急な病状悪化によって、誰にも看取られず亡くなられる方が当市においても発生する可能性があります。コロナ感染症拡大を災害としてとらえ、体制だけでも整備しておく必要があると考えます。これまでも言い続けてきたことですが、改めて、以下についての質問と提案を致します。

(1) コロナ感染が疑われる事例で救急搬送困難な事案があるのか、市は把握しているのでしょうか。あるとするなら何件ですか。

(2) 感染経路不明の感染者が多くなっています。無症状段階で感染を広げている可能性があります。市独自で定期的に誰でもどこでも抗原検査やPCR検査が受けられる体制づくりが必要と考えますが、いかがでしょうか。

(3) 入院病床の確保が必要です

   @ 県は、病院の統廃合を進めています。統廃合しようとしている病院の一つを感染症専用の病院とし、現在はコロナ患者専用の病院にするよう県に働きかけて下さいませんか。

   A できないようであれば、医師会と連携し、福井県方式にならい、統廃合した空き校舎の体育館での臨時の病床設置を県に働きかけて頂けないでしょうか。

(4) コロナ感染症に対する予防効果と重症化を防ぐ効果があるとされているイベルメクチン、その他、アクテムラ、アビガンなどの既存の内服薬をコロナ治療薬として特例承認するよう国や県に働きかけて頂けないでしょうか。

(5) ワクチン接種しても感染し、人に感染させる場合があること、そして、ワクチン接種後においても、飲食・会話時のマスク着用など、一人一人の感染対策が重要であることが市民に周知できていると考えていますか。

2 福祉避難所が機能するために必要なことについて
 災害時の福祉避難所の対象者は、新発田市地域防災計画に基づく、一時避難所での避難生活が困難な要配慮者、具体的には、高齢者(要介護3以上)、障がいがある人、乳幼児その他の特に配慮を要する人となっています。
 福祉避難所として、当市は、5カ所の施設と協定を結んでいます。その中の一つの施設を視察する機会を得ました。この視察を通して、果たして、現段階で福祉避難所が本当に災害時にスムーズに機能するのかと疑問を持ちました。
 そこで、この5カ所の施設の責任者の方々にアンケート調査を依頼し回答して頂きました。この結果をもとに、以下質問致します。

(1) 福祉避難所を利用すると思われる要配慮者人数をどのように想定していますか。

(2) 今後、福祉避難所を増やすことを検討されていますか。

(3) アンケートでは行政への要望として、非常時に備えた連絡会の継続的な実施、コロナ感染症の対応についての検討、福祉避難所開設する場合の迅速な通知、要配慮者の詳細な情報取得、平時からの必要物資の確保(段ボールベッド等)、除雪の要望、災害時の道路状況などの発信等、色々ありました。福祉避難所が機能するために、双方で協議する機会を定期的に持つことが必要と考えます。いかがでしょうか。

(4) 実際に福祉避難所を開設した場合を想定し、新発田市が中心になって事前訓練を行なってはどうか。そして、この訓練を通し、各施設の受け入れ時のマニュアル作成に役立ててはどうでしょうか。

(5) 医療依存度の高い方、例えば、呼吸器を装着している方(医療ケア児を含む)の受け入れを想定していますか。

(6) 福祉避難所の目的・役割、そして、一時的に一般避難者を受け入れたとしても、一般避難者は指定避難所に移動して貰う場合があることなど、住民に周知できていますか。
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