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会派代表質問・一般質問一覧要旨

会議名
令和3年 6月定例会
質問日
令和3年6月11日
区分
一般質問
議員名
小林誠
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資料

要旨

1 市長公約は守られているか?「保育料完全無料化と児童クラブ無償化について」
 昨今のコロナ禍の中の全国の首長選挙において、選挙戦で訴えた選挙公約が結果的に守れず、市民により訴訟を起こされたケースや、リコール運動に繋がった事例が注目されている。
 「マニフェスト型選挙」と言われた従来の公約型からマニフェストを活用した選挙への変遷が始まって暫く経つが、以前は選挙公約が選挙口約とも揶揄され無党派層の増加や政治不信の一因になったとも言われた。より選挙で掲げた公約を現実に政策として実行することで有権者の信頼を取り戻すため、現在の選挙はマニフェストの導入が加速的に進んできた。
 地方自治体の場合、マニフェストに掲げられた内容は、市の総合計画に落とし込み、PDCAサイクルの中で自己評価も行われている。
 二階堂市長の掲げた4つの視点の中で少子化対策として挙げられた「保育料完全無料化」については、いまだ総合計画にも落とし込みがされておらず、事実上の公約違反状態が続いている。
 加えて、「児童クラブの無償化」についても実行のプロセスが見えず、こちらも同様の状態が続いている。
 二階堂市長は令和元年6月定例会の一般質問の答弁では、0〜2歳の保育料無料化を「令和3年には段階的にスタートさせる」と答弁しているが、本年度予算にも保育料無料化、児童クラブの無償化は1円も盛り込まれていない。本来であれば市長公約は4年間で遂行できるものを掲げるのが筋であると考えるが、それが出来なければ2年を持って現時点での中間評価や中間報告が行われるべきではないだろうか。
 公約の遂行は政党による政権公約などに比べ、執行権者である首長が掲げたマニフェストは市民と交わした直接の約束事でありその責任はより重いものである。公約の実現可能性とその進捗状況について以下質問する。

(1) 0〜2歳児の保育料完全無料化についての進捗状況は。

(2) 0〜2歳児保育料無料化に伴う予算と財源は。

(3) 放課後児童クラブの無償化の進捗状況と実現に伴う予算と財源は。

(4) 児童クラブ無償化よりも、学校統合が進められている今、放課後子ども教室の全市的な拡大を進めた方が児童にも財政的にもメリットが大きいと思われるが、放課後子ども教室の今後の展開について。

2 ワクチン接種の為の移動困難者へ行政の手を(タクシー券助成について)
 新型コロナウイルスのワクチン接種が段階的に進められている。当市においては施設入所者、75歳以上、65歳以上の方と区切りながら接種の予約と接種が進められてきた。
 予約開始時点ではコールセンターが繋がりにくくなったり、65歳以上の予約開始の初日においては臨時に開設した文化会館の対面予約に殺到したりといずれも開始日においては混乱が見られ、マスコミ各社が当市の混雑状況を伝えた。
 中でも心無い関西系のテレビ局からは「新発田が一番ひどい」とも言われ風評被害も甚だしいが、混乱は初日でほぼ収束し、その後は市民の協力と医療従事者、健康推進課をはじめとする市職員の不断の努力によって、当初8月までを見据えていた65歳以上の接種が7月末の接種完了が見えてきた。官・民オールしばたで接種がスムーズに進んでいることは大変喜ばしい事であり、執行部の努力を大いに評価したいと考える。
 今後65歳以下の接種に関しては大規模接種のみでなく、事業所単位や学校単位、またネット予約など様々な課題があると考えるが、接種率の向上に向け接種方法の柔軟な対応を望むところである。
 65歳以上の接種に関してはゴールが見えつつもあるところだが、しかしながら現時点で予約が完了していない何割かの方達へ対し何らかのフォローは必要ではないかと考える。
 市として予約をされない方々がどういった方なのか現時点で把握できるような状況ではないと考えるが、接種を望まない方は別として、交通弱者と言われる方達、すなわち単身の高齢者世帯や障がいがある方、疾患をお持ちの生活保護世帯など社会的弱者ほど接種に行きたいけれども行けない、または情報量が不足しているというケースがあるのではないか。
 厚労省のワクチン接種順位の考え方として、重い精神疾患や精神障害者保健福祉手帳、療育手帳をお持ちの方は優先接種対象としているが当市においてはその通りでは無い。

(1) そこで質問するが、合理的配慮の観点からも、こういった社会的援助が必要な方へ対し、ある程度65歳以上の接種が完了した後に、地域の保健自治会や民生委員とともに情報の収集に努めて頂きたいと考えるがその方法については。

(2) さらには移動手段の課題克服のためには、単身の高齢者世帯や障害者手帳をお持ちの方、介護認定されている方でまだ未接種の方を対象にワクチン接種専用のタクシー券を送付し移動困難解消に活用されたら如何かと考える。タクシー業界も不況の風が吹き荒れる中、公共交通であるタクシー業界への支援にも繋がると考えるが市長の見解を伺う。
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