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請願の詳細情報

請願第7号 「蔵春閣」の利活用について、市民との協働による検討を求める請願書

受理番号
請願第7号
受理年月日
令和2年9月1日
付託委員会
委員会付託年月日
令和2年9月7日
議決結果
取り下げ承認
議決年月日
令和2年9月24日
紹介議員
若月学
阿部聡
石山洋子

請願の内容

請願第7号
  「蔵春閣」の利活用について、市民との協働による検討を求める請願書

請願趣旨
 大倉喜八郎が東京向島に建てた迎賓館「蔵春閣」が、郷里の新発田市に寄贈されることは大変喜ばしいことです。
 寄贈の決定以降、関係団体、学識経験者、市民公募の各委員からなる「蔵春閣の移築及び利活用に関する検討委員会」が立ち上げられ、市議会でも慎重な審議のうえ、昨年2月、東公園への移築が決まりました。
 しかし、移築場所の決定後は、上記委員会等での利活用について検討がなされることはなく、本年6月、利活用や総計画が定まらないまま、議会に多額の付帯工事に係る補正予算が提案されたことは驚きをもって受け止めました。本年8月の臨時市議会にて、付帯工事は本体工事に関わるものに限定され、本体工事の10月着工が決まりました。しかし、依然、利活用・総計画は検討が進んでおりません。
 私たち「新発田まち遺産の会」は、歴史的建物や町並みの保存、活用に取り組んでいます。このたびの蔵春閣の移設は、新発田の歴史を後世に語り継ぎ、歴史に裏打ちされた新発田の新たな街並みを作り上げていくためにも誠に意義深い事業であり、会員はもちろんのこと、多くの市民が関心を持っています。
 従って、このたびの蔵春閣の移設事業については、民間と行政が協力し、蔵春閣の利活用と移築後のまちづくりのビジョンを慎重に検討し、そのうえで必要な付帯設備等の工事を行っていくべきであると考え、以下のとおり請願します。

請願事項
 新発田市議会は、蔵春閣を市民にとって有益な施設としていくために、以下の5つの事項について、新発田市長に対応を求めること。

1 蔵春閣の利活用について、再度、関係団体、学識経験者、市民からなる「利活用検討会議」(仮称)を立ち上げ、蔵春閣が新発田の新しいランドマークとなり、有効利用されるよう総計画の検討を進めること。また、そのために、行政側の体制の検討も必要に応じて行うこと。

2 蔵春閣の利活用の検討にあたっては、設備等の詳細な議論の前に、蔵春閣を活用することによってどのような新発田にしていきたいかというビジョンを市民との十分な対話を通じて明確にすること。

3 蔵春閣についての検討内容は、議事録の作成・公開など、原則として市民から見える形で透明性のある検討を行うこと。

4 蔵春閣並びに付帯設備・看板等については、新発田市の景観アドバイザー制度など、新発田市の既存の制度を有効利用した上、移築工事を行うこと。

5 これまで同様に「企業版ふるさと納税制度」を有効利用し、必要な予算をかけて、蔵春閣の利活用検討及び市民意識の醸成のための事業を行うこと。


令和2年9月1日 

 新発田市議会議長 比企 広正 様

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