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請願の詳細情報

請願第3号 第3次勧告の完全履行により悪臭発生を止める措置を求める請願書

受理番号
請願第3号
受理年月日
平成30年2月19日
付託委員会
総務常任委員会
委員会付託年月日
平成30年2月27日
議決結果
採択
議決年月日
平成30年3月13日
紹介議員
湯浅佐太郎
川崎孝一
佐藤武男
入倉直作
加藤和雄
阿部聡
渡邊喜夫

請願の内容

請願第3号
  第3次勧告の完全履行により悪臭発生を止める措置を求める請願書

請願趣旨
 ナカショク上中山農場で豚の年間出荷計画3万頭超の飼育が開始され、発生する悪臭により住民の生活環境が侵害されはじめてから14年目になりました。
 平成26年10月7日に新発田市より悪臭防止法に基づく3度目の勧告がなされてからすでに3年3カ月が経過しています。直近の住民立会臭気測定で10月27日臭気指数23、16、11月7日の臭気指数21、18を測定、11月28日には臭気指数22、18を測定し、1年を通しても強烈な悪臭を測定しています。年末の12月22日でも12を測定しこの13年間の悪臭防止法違反の測定回数は255回にも及びます。平均でも年間19回超の違反が繰り返されています。
 環境アドバイザーを招き、専門家の知見も入れた3回目の勧告内容が完全に履行されていればこのような異常な臭気は発生しないはずです。また、私達は昨年2回にわたり事業者との直接交渉を申し入れましたが、回答内容はいずれも「新発田市の指導に従い、改善を行っている。」「環境衛生課より指導や立会い検査を受けながら」との回答のみで交渉に応じてもらえない状況です。新潟県の担当部局、新発田市、新発田市議会議員などで構成する指導チームによる定期的な勧告内容の確認をする為の施設立入り検査は防疫上の理由を盾に約1年行われていない状況です。現状の姿は、第3次勧告の内容が完全履行されておらず、13年間悪臭に苦しんできた住民の期待が反故にされていると言わざるを得ません。
 昨年11月に二階堂市長と話し合いを行いました。市長は「勧告内容の履行が十分ではない。」と認めつつ「立入り検査を早期に再開し、勧告の措置内容を履行させることに力を注ぐ」と回答しましたが、具体的にどのように行うのかなどの再回答が未だにないままです。このような行政の対応では、この先何年経っても悪臭は改善されないと不安が募るばかりです。
 新発田市が第3次勧告内容の履行で悪臭改善ができると判断しているのであれば新発田市議会のご尽力で、行政を指導していただき早期かつ根本的な悪臭改善を図っていただきますようお願いするものです。

請願事項
1 第3次勧告の完全履行がなされず、その検証も不十分なために、未だに高い臭気指数が続いています。行政に対し勧告内容の完全履行を事業者に求め、実施させるよう強く働きかけをしていただきますようお願いいたします。

2 行政は事業者と公害防止協定を結び第10条で「この協定に違反した場合には、農場の施設の使用方法、構造の改善、使用の一時停止、その他必要な措置を講ずべきことを指示することができる。この場合事業者は行政の指示に従わなければならない。」と協定しています。この協定をもとに「使用の一時停止」を求めるなど、行政の強い意志を示していただきたいと願っています。悪臭防止法のみならず、いかなる手段をもってでも改善するという行動を取るよう行政側に対し強い指導力を発揮していただきますようお願いいたします。

3 行政は度ごとに「行政処分にあたる悪臭防止法に基づく改善命令」を見据えてや「それを視野に入れながら」と回答をしています。しかし、第3次勧告が完全履行されていない状況で悪臭の改善は展望すらありません。一刻も早くどのような手段で悪臭改善するのか議会にも、住民にも示すようお願いいたします。

以上、上中山、月岡温泉住民の13年に及ぶ悪臭公害に悩まされ生活している環境をご理解いただき、悪臭の抜本的解決策は何かを新発田市議会としてもご尽力いただき、行政に早期改善をするよう働きかけていただきますよう請願いたします。

平成30年2月19日 

新発田市議会議長 比企 広正 様

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