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議会第6号 臨時国会でTPP協定を批准しないことを求める意見書

番号
議会第6号
議決年月日
平成28年9月26日
議決結果
否決
添付ファイル

議会の概要

 安倍政権は、臨時国会でTPP協定を批准させようとしていますが、参議院選挙で農業を基幹とする選挙区において、野党統一候補が勝利したことに見られるように、TPP反対の国民の意思は明らかです。
 先の通常国会では、交渉過程を示した資料はタイトルと日付以外はすべて黒塗りで、国民への説明も情報公開も十分ではありませんでした。
 その不十分な情報の下での審議ですら、@TPP協定には関税の撤廃・削減をしない「除外」規定が一切存在しないこと、A付属書で、日本だけが農産物輸出大国5カ国との間でさらなる関税撤廃に向けた見直し協議を特別に義務付けられていること、B一切手を付けさせなかったという155の細目も、品目で見れば「無傷」のものはただの一つもないという事実を、当時の石原TPP担当相と森山農相は、認めざるをえませんでした。
 これらの内容が「農林水産分野の重要五品目などの聖域の確保を最優先し、それが確保できないと判断した場合は、脱退も辞さないものとすること」とした国会決議の違反していることは明らかです。
 また、TPP12カ国で国内手続きが完了している国はひとつもありません。特にTPP協定の発効にはアメリカの批准が必須ですが、アメリカの動向は、両大統領候補がTPP反対を表明するなど、ますます混迷を深めており、TPPの発効自体危ぶまれています。このような中で日本が先んじて批准すべきではありません。
 よって、臨時国会でTPP協定の批准は行わないことを強く求めます。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

平成28年9月26日

新潟県新発田市議会
( 提 出 先 )
衆議院議長  大 島 理 森 様
参議院議長  伊 達 忠 一 様

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