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陳情の詳細情報

陳情第2号 「蔵春閣」の附帯施設整備への早期着工と一体的な利活用の早期実施に向けた陳情書

受理年月日
令和3年8月31日
受理番号
陳情第2号
委員会付託日
令和3年9月6日
付託委員会
総務常任委員会
議決年月日
令和3年9月21日
議決結果
採択(賛成多数)

陳情の内容

陳情第2号
  「蔵春閣」の附帯施設整備への早期着工と一体的な利活用の早期実施に向けた陳情書

陳情趣旨
 去る令和2年10月1日「蔵春閣」本体移築工事が着手される中、新発田市議会令和2年12月定例会においては、当会の陳情書を採択いただき、誠にありがとうございました。
 そして現在、「蔵春閣」の本体移築工事が令和4年4月末の完了予定に向け、順調に進められていることは、大変喜ばしい限りであります。
 しかし、現状では講演会やワークショップ等を通じ、市民の機運も盛り上がっている一方、当会の陳情書が新発田市議会令和2年12月定例会で採択されて以降、進展が見られず、市民等への内部の公開等が一切できない建物として完成を迎えます。日本で唯一現存する明治宮殿様式を伝える貴重な歴史遺産「蔵春閣」を、単なる建造物として後世に伝えるのでは、公益財団法人大倉文化財団の寄付の趣旨を叶えるものではありません。
 また、「蔵春閣」は建築的な価値だけでなく、喜八郎翁が迎賓館として、国内外からの賓客・来訪者をもてなす場としていた建設の目的に合わせ、新発田市は、市民が喜八郎翁を顕彰する場としてや、市内の子供達や来訪者に対し、市の伝統文化や食文化を伝え広める場として、加えて、コロナ禍の困難な時代でも、志を高くし逆境を好機に変えていくという、喜八郎翁の「進一層」の精神を受け継いでいく場とすべきと考えます。
 これらのことから、「蔵春閣」を新たなランドマークとし、駅前エリアを含む、まち全体の活性化に寄与する建物となるためにも、出来る限り早期に公開・利活用が可能となるようご尽力をお願い致したく、以下のとおり陳情します。

陳情事項
1 「蔵春閣」の「動態保存」を視野に入れ、利活用に向けた附帯施設「トイレ・厨房設備・事務室・バリアフリーに配慮した駐車場」などの整備に着手するとともに、本体部分との一体的な利活用を実現し、できるだけ早く蔵春閣の全体公開を可能とするために、附帯施設の関連予算計上を早期に行うよう執行部に求めること。

2 明治宮殿様式を備える日本唯一の建物と評される「蔵春閣」に見合う附帯施設となるよう、当初の計画に沿った必要な関連予算額を計上するよう執行部に求めること。

3 市民等に「蔵春閣」の価値を伝える機会を適切に設け、これまでの市民意見等に基づいた利活用計画を策定し、広く公開するための取り組みを進めるよう執行部に求めること。

令和3年8月31日 

 新発田市議会議長 若月  学 様

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