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陳情の詳細情報

陳情第4号 新市庁舎建設と新図書館建設にかかる問題点の点検を求める為の陳情書

受理年月日
平成26年8月22日
受理番号
陳情第4号
委員会付託日
平成26年9月2日
付託委員会
総務常任委員会
議決年月日
平成26年9月26日
議決結果
不採択(賛成なし)
賛成0、反対24

陳情の内容

陳情第4号
  新市庁舎建設と新図書館建設にかかる問題点の点検を求める為の陳情書

陳情の趣旨及び陳情事項
 8月19日号朝刊県内版は前日18日新発田市の新市庁舎建設の起工式を報じた。2016年11月完成を目指すとあった。櫛形山脈の断層異変が原因となる巨大地震発生が心配される現在築丸50年にならんとする現市庁舎の貧弱さを見るにつけ、がっちりした新市庁舎の完成は一日も早かれと祈るような気持ちでいる一市民である。
 起工式の挙行と市長のあいさつのほど良さをよろこぶものではあるが、21日配布を受けた市議会だより第112号3頁に掲載の7月25日開催の臨時市議会の報告にいささか疑念を持った。以下に数点の疑問点を点綴する。
@仮契約の費用が43億700万円とあるが報道によれば予定価格は43億800万円だったとある。これだけ巨額の工事費がたった100万円の誤差で落札したのは不自然すぎる。世間にも当市にもよくある談合の疑いはないのか。
A当初地元業者に発注する予定の工事の入札に直前になって大手ゼネコンの加わる共同体が加わったのは不自然だ。従来どおりの工法で建設すれば低額の建設費用、地元業者で十分対応できる筈のもの。中間層免震構造なる建築を選定採用したのは設計図採用コンペティションの段階から大手ゼネコン加名を予定していた疑いを生む。その為資材の入手困難とその暴騰を招いている筈だ。市庁舎の完成まで2年以上あり五輪開催までの年数日数はますます近くなる。担当者への真摯なチェックとアドバイスは欠かせまいと考える。
B決まった後だから蛇足になるがあの狭い土地に変型的建物を建てる不合理さも指摘しておく。旧市街の中心ではあっても、災害発生時に猛火に包まれる市街地を職員がどのようにしてのり越え市庁舎に着けるのか?と担当者は考えたことはあるのだろうか。ふまじめだと小生は思う。地盤のしっかりした適地を選択すれば地盤改良費なるムダ金は不必要なのだし。
 駅前複合施設についても疑わしい点をいくつか指摘したい。
@駅前の大通りに面した長方形の一等地を地元業者に譲りながら等価交換と強弁するのは市民目線からは疑念が湧く。どう見ても怪しい。
A建物の構造がかなり異常な物に見えるのは図書館に置いてある模型を見れば分かるが、二階部分だけが異常にとび出ている構造は大雪や大地震の振動に耐えられるのだろうか。
B建設費の暴騰が予見され、2月26日付の報道によれば4F構造から3F構造に変更されている。建物の大小など問題視する必要はあるまいが暴騰する建設費は指摘せねばならぬと思う。同日付の報道によれば建設費は32億6000万円とあり計画当初より約10億円増えたとあった。それが6ヶ月後の同じ新聞の報道には駅前ビル事業費6億5000万円増とあり39億1000万円に達する見込みという。(A紙7月26日号朝刊県内版)「事業費アップで市の負担額が増えても、財政状況は心配ない」と市長は取材に対し説明したとあったが本当だろうか。国土交通省の交付金と合併特例債をあてにしての説明と思うが、とらぬ狸の皮算用の危険はないのか心配である。無い袖は振れませんと云うのはどことかのタクシンポピュリズムだときく。1000兆円の累積赤字を抱える日本があれを真似する危険が無いとは小生には信じられぬ。発注前なら中止を考えるべきだ。
  カネの心配ばかりするようだが、もうひとつ記す。五十公野統合小学校の新築工事が先日から始められている。それの必要性とか建設地の適格性云々を述べるつもりは無い。しかし建設費がどれくらい必要なのかには関心を持たねばならぬとは思っている。これらのハコモノ作りの担当は、一応区々には見えるが、新発田市の執行部が責任を負う点では、ただひとつのもの。10万市民の代表である市議会議員には十分こころして市政執行部の施政行為行動を点検していただきたい。以上が本陳情の趣旨であり陳情事項である。各位の熱意に期待する。

平成26年8月22日

新発田市議会議長 小川  徹 様

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