陳情第3号
野田内閣の総辞職を求める為の陳情書
陳情趣旨及び陳情事項
政権交代が実現し、日本の国政は良くなるかと期待して二年経過した。残念なことに少しも良くならなかったと感じている。どうしてかと考えると、これは小選挙区制の欠点が露呈しているからだと小生は思う。中選挙区制の下では、はっきりした野党が存在した。現在は二大政党制が実現している。
しかし残念なことに二大政党はお互いに保守党であり違うのは党名だけのように見える。これでは多様な国民の意思が国政に反映されることにならぬ。中選挙区制に戻すべきだ。
主題に入る。平成の大不況が長く続き世の中は疲弊している。新発田の商店街では閉店している店が多く、買物客らしき通行人を見ることが少ないので、誰にでも分かる現実であろう。生産体系流通体系の変化によるもので、首相知事市長がどなたであろうと改善させ得ないことだと思う。
小生が野田内閣の総辞職を望むのは、気の毒なことだが、彼には首相としての能力が欠けすぎているからである。原発事故の収束など覚束無い状況での収束宣言、地震津波原発事故により安定した住居も職業も無い人が山ほど存在する今、消費税を増税するという。どうして法人税の増税や所得税の大幅増税でないのか、あまりに貧民無視、大企業、金持ち優遇にすぎよう。TPPにも参加するという。米国が自国周辺の弱小国に押し付ける、極めてタチの悪い条約だ。小生は専門知識を持って云うのでは無いから説得力に欠けることは承知だ。しかし購読紙は昨年11月末から特別報道部を置き、コメ砂糖キビ牛肉小麦生乳生産等々につき分かり易く報道し続けている。本日1月12日はそれの17回目である。専門知識など持たなくても日本の零細農業は全滅することだけは理解できる。無能にすぎ買弁的性格を持つ野田内閣には総辞職を求めるべきです。市議会はそのような決議をし、内閣に提出していただきたい。
以上陳情します。
平成24年1月12日
新発田市議会議長 宮野 昭平 様