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陳情の詳細情報

陳情第1号 5つの最重要政策の見直しを求める為の陳情書

受理年月日
平成22年5月13日
受理番号
陳情第1号
委員会付託日
平成22年6月7日
付託委員会
総務常任委員会
議決年月日
平成22年6月28日
議決結果
不採択(賛成なし)
賛成0、反対28

陳情の内容

陳情第1号
  5つの最重要政策の見直しを求める為の陳情書

陳情趣旨及び陳情事項
 平成20年度末で市債残高が905.8億円あると広報しばたNo.1264号、2009年11月2日発行、ページ4の表に載っている。インチキくさい平成の大合併が実現された2005年末のそれが845.5億円だった。その差額60.3億円は、たった3年で増額したものだ。市債残高905.8億円、3年で増額した60.3億円が、いかに新発田市の財政にとって巨額であるかは、先日届けられた広報しばたNo.1275号、2010年4月15日発行、ページ4に載る本年度予算一般会計390.8億円、そのうち約30%を占める市税収入112.8億円とを並べて見てみるべきであろう。
 孫、子にツケを残さないをモットーとした名市長の名言ではあるが、小生には失礼ながら迷言に聞こえるのだ。
 3期12年の在職任期を1年残すだけになった昨年夏に、市長は市議会の全員協議会に5つの重要政策課題を推進する云々と説明したと、市議会だより第94号、ページ5に載っている。何をトチ狂っているのだと思った。
 その後の経過を見たり聞いたりすると、5つのプランのうちの2点は、なんとしても阻止せねばならぬものと、小生は信じる。高齢者への配慮と東西通行の分断解消を名目に新発田駅を改築するというのが1点。バリアフリー化とか呼ぶが、駅の東側と西側にエレベーターを設置する方法。犬、猫はおろか、クルマも利用することのできない半端仕事。駅をもちあげて、その近くないしは真下に救急用道路を作り新発田病院の緊急患者用窓口に接ぐのなら有益だ。100年間分断された東西が平地で通行が可能になるのなら、巨額を投じても意味がある。もちろん、その改築費用はJR東と新潟県が負担するのが当たり前のことだ。JRは民営化されたのだから、自己の駅を作るのなら、費用を自前で払うのは、理の当然で、仮にそうでないとしたら、まか不思議というもの。救急病院を、某企業が40年以上放置していた3等地に移転させた愚劣低能を極めた判断ミスを犯した者、新潟県がその責を負うのは、これまた当たり前のことだと小生は信ずる。
 2点目は、61億円をかけて市庁舎を改築するという件。築45年の豆腐建物かも知れぬ市庁舎に数百人の職員を収容させるのは即止めるべきだと小生とて思う。しかし、財政の窮乏にあえぐ市が巨額の費用をかけて新庁舎を建てることはあるまい。目の前の1等地に築30年の旧新発田病院があいているのだ。県に頼んであれを補強して使用すれば済むことだ。宮城の石巻市は、閉店した地元のデパートを寄附されてそれを使っていると、先日の購読紙の記事にあった。あれを見習うべきだと小生は考える。
 駅の改築費にも、新市庁舎の建築費にも、合併特例債をあてにしているようだが、失礼ながらノーテンキと言うほかない。辞めた首相、小泉氏の内閣が合併推進の一手段に使っただけのインチキ特例債などあてになる筈がない。
 国の借金最悪822兆円、3月末時点での数字であり、11年3月末には973兆円に膨らむ見通しとは、5月11日付の購読紙2ページ目の記事である。もちろん、言論商人の勝手な見方などではなく、財務省が10日に発表したことだとある。国が破産するのが先か、新発田市が破産するのが先か。危急存亡の秋とは今現在のことを呼ぶのだろう。
 議員各位には子供でも承知済みのこの状況をふまえ、市長に見直しを求めてもらいたい。怪しい噂のある土地での建築なら、手がうしろにまわりますよとアドバイスも忘れずに頼む。
 以上が陳情の趣旨であり陳情事項である。各位の誠意を期待する。

平成22年5月13日

新発田市議会議長 二階堂 馨 様

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