令和7年 9月定例会
令和7年9月12日 (一般質問)
惣山かすみ
1 防災組織の担い手不足について
2 学校給食に地場産のお茶で食育を
1 防災組織の担い手不足について
昨今、子ども会や自治会長などの担い手不足が各所でおきています。ほかにも、保育士、介護士と多岐にわたり、さらに農家や伝統文化の継承者なども、3年先、5年先には危ないと言われているものがあるような状況です。
そんな中、先日、内閣府より富士山噴火における災害対策が発表されました。また、南海トラフ地震発生の危険も言われています。
市では、消防団、自主防災訓練やあかたにの家を利用した小中学生への防災授業に取り組まれています。しかしながら、町内会等で実施する自主防災訓練への、若い人の参加は伸び悩んでいます。
一方、市内で行われるイベントを見てみますと、子供が出演するイベントにはその親や祖父母も大勢が参加する光景を目にします。
合わせて、市内在住の外国籍の方は令和7年7月末現在で981人いて、若い方が多いです。埼玉県川口市では、早くから消防団として地域の守りに多くの外国籍の方に協力をしてもらっているようです。
以上のことから、以下質問いたします。
(1) 消防団の定員数、現状団員数、充足率は。
(2) 自主防災組織に中学生防災リーダーを推奨してはどうか。
(3) 中学生を対象に防災士資格受験料の補助を出してはどうか。
(4) 外国籍の方に消防団への加入促進をしてはどうか。
(5) ポンプ操法大会等の活動の学生フォトコンテストを開催することで消防団員の魅力を発信し、また、若者の防災意識の醸成につなげることが期待できると思うがいかがか。
2 学校給食に地場産のお茶で食育を
6月定例会において、物価高騰対策交付金の一部を給食費の補填に1600万円ほど充てるとありました。内訳は、牛乳と米の高騰分に充てるとのこと。これまでも何度か高騰分を国の交付金で市から補助することがあり、常態化してくると考えます。
また、1食あたりをみても、今回高騰した牛乳の価格が大きな負担となっているのが現状かと思います。しかしながら牛乳に含まれる栄養素が大きく外せないということも承知しています。
一方で、成人の2人に1人ががんになると言われていますが、中でも乳がんは牛乳の摂取量を減らしたり、低脂肪乳やヨーグルト、ホルモン剤や抗生物質を使わない有機乳製品に変えることでリスクが低減されることがわかってきました。
市内の子どもたちは、スポーツや文化に限らず、多くの賞を受賞するなど、大活躍しています。そんな子どもたちの健康を守っていくことはとても大切です。ですが、物価高騰はこれからも続くことは明白です。以上のことから、そろそろ抜本的に何かを変えていく必要性があると考えます。市内には、紫雲寺産のれんぎょう茶もありますが、ポリフェノールやカリウムなど多くの栄養素を含み、体に良いです。これまでも地場産のものを取り入れてきたと思いますが、こういった新しい取り組みにより保護者の食への関心も高まるものと思い、以下、質問いたします。
(1) 週1回、近隣地域の地場産のお茶の提供をしてはどうか。
(2) 牛乳とお茶等の選択制を導入してはどうか。