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会派代表質問・一般質問一覧

会議名

令和7年 9月定例会

質問日

令和7年9月11日 (一般質問)

議員名

小柳はじめ

通告内容

1 副市長の就任過程には大いに疑義がある
2 紫雲の郷は価値があるうちに早期売却すべきだ

一般質問01_小柳はじめ議員

一般質問01_小柳はじめ議員 (PDF 266KB)

質問要旨

1 副市長の就任過程には大いに疑義がある
 今年5月に市長から何の予告も無く提案され、6月定例会初日の同意人事議案では13対10の僅差で可決された「副市長二人制」であるが、市民からは「10万人に満たない規模で一人で充分」「なぜ今まで1名でやってきて問題があったのか」等の疑問の声が多い。
 職員人事については首長である市長の専権事項であり、議員個人としては反対であっても、議会で同意人事として「賛成多数」の採決結果が有る以上、7月からの副市長二人制は既成の事実である。
 今一度、その過程の不自然さと、経緯について広範囲に伺う。

(1) 財務省からの押しつけ的に「副市長の新たな登用」について「相談段階での当初の説明」では、「新発田中央高校を出て法政大学の二部に入って苦学して国税局に入った」との説明を行っている。記録を精査したところ「卒業した」とは言っていないが話の流れから、「法政大学二部卒業」の理解を得たと行って良い。この時点で市長が卒業なのか、中退なのかの言及は無かったが、市長は「中退」と認識したのはどの時点なのか?

(2) 6月定例会での、私の一般質問に対して「法政大学夜間中退」の答弁によって明らかにされたことから、市長自身はこの時点では学歴について、信じ込んでいたのは疑いようのない事実であるが、総務課人事担当も含め同じ認識を持っていたのか?

(3) 7月4日に議長から「議事録修正」の連絡があり「市長の思い込みで法政大学で無く青山学院大学二部中退」だったと内容が変わり、更にその後「青山学院大学2部除籍」と説明が変遷した。学歴で大学名が変わるなどあまりにお粗末な上の「除籍」であるが、中退と除籍では根本的に異なる。自己で意思決定されている中退であれば、さしたる問題では無いが、除籍ともなれば穏やかで無く「なぜ除籍になったのか」の説明はあるべきだ。

2 紫雲の郷は価値があるうちに早期売却すべきだ
 紫雲寺町から引き継いだ「負の遺産」である紫雲の郷であるが、合併時には「将来のお荷物」になると言われ続けそれが現実になっている。運営が新発田市に移ってからも、修繕や運営費補填の形で10億円以上もの投入を続け、更には運営する第三セクターの破綻で出資金も紙切れ同然となり、多額の損失を市民に負わせる形となったことは誠に遺憾である。
 時間とともに価値の毀損が進むのは必定で有り、今後の方針について伺う。

(1) 入浴施設として一部の固定化された利用客は「一定数は見込める」であろうが、海岸線に沿って、聖籠町と胎内市に泉質の似通った温泉があり、その先の村上市にも瀬波温泉が続き正に「温泉ストリート」で完全に競合している。入浴施設として公営で運営するのは非効率極まりない中で、勝算はあるのか?

(2) 第三セクターの破綻に伴い「温泉浴場を直営で運営しながら委託先を探す」との方針であったが、レストランの運営事業者は結局決まらず、暗礁に乗り上げている。正直なところ、あの環境と集客状況では、飲食業として成立するとは到底思えない。今後どのように考えているのか?

(3) 紫雲の郷の運営で肝となるのは宿泊施設の活用だろうが、対応が後回しになっている。冬期を休業する季節営業や、食事提供を行わない泊食分離として、利用者による持込や外部からの提供を基本に据えるなど活用法は残っていると考えられ、少なくとも環境は聖籠や胎内より有利と考える。しかしながらその価値は、民間の創意工夫により「一体運営するのであれば」の前提であり、一括売却で新たな活用を目指すのが急務と考えるが如何か?

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