請願第5号 国民健康保険を充実させ、国民皆保険体制を維持・発展させるため、国庫負担の増額を求める意見書の提出を求める請願書
受理日:平成26年11月26日
付託委員会:社会文教常任委員会
付託日:平成26年12月4日
審査日:平成26年12月19日
審査結果:採択(全員賛成)
議決日:平成26年12月25日
議決結果:採択(全員賛成)
採決状況:
賛成24、反対0
加藤和雄
宮村幸男
請願趣旨
国民健康保険制度が1961年に国民皆保険としてスタートし、医療のセーフティネットとして重要な役割を果たしてきました。社会情勢の移り変わりの中で、制度設計した当時に比べ加入者層が様変わりし無職者や高齢者など低所得世帯が占める割合が増え、あわせて高齢化に伴う医療費増によって保険料負担が増大しました。協会けんぽや共済と比べてもその負担は2倍から3倍になっています。
国民健康保険は、低所得世帯の保険であり被保険者の相互扶助では成り立たない医療保険であり、また被用者保険の事業者負担分にあたるものがないため、社会保障制度として国庫負担によって支えられています。しかし、加入世帯の高齢化・貧困化の中で、国庫負担率の増額が必要であるのに、1984年までは、かかった医療費の45%が国庫負担だったものが、38.5%に引き下げられました。それ以後も引き下げられ、現在では医療費の約25%にまで激減しています。
貧困や格差が広がる中で、誰もが安心して医療が受けられる社会保障としての国民健康保険制度を存続・発展させるために、国による「国庫支出金」の増額は喫緊の課題です。
つきましては、地方自治法99条に基づいて、下記の請願事項について、国に意見書を提出してください。
請願事項
1.国民健康保険に対する「国庫支出金」を増額してください。
平成26年11月26日
新発田市議会議長 小川 徹 様