請願第1号 県立新発田病院跡地に複合的歴史資料館を早期に建設をもとめる請願書
受理日:平成24年9月3日
付託委員会:社会文教常任委員会
付託日:平成24年9月3日
審査日:平成24年9月20日
審査結果:採択(全員賛成)
議決日:平成24年9月27日
議決結果:採択(全員賛成)
採決状況:
賛成25、反対0
大沼長栄
青木泰俊
井畑隆二
稲垣富士雄
請願趣旨
表記歴史資料館等を早期に建設していただきたい旨の請願は、すでに平成21年8月14日、同8月24日付で城下町新発田まちづくり協議会及び新発田城を愛す会から、当時の新発田市議会二階堂議長宛に提出され、議会採択となりました。
また、平成21年2月16日付で、新発田郷土研究会、新発田古文書解読研修会、新発田市自治会連合会、新発田城を愛す会、城下町新発田の景観を考える会の五団体から「お願い」として、同様の要望が当時の片山新発田市長へ提出されています。
その後、進展なく今日に至りましたが、愈々今年度県立病院跡地が正式に市へ移管されるとお聞きしております。
つきましては、下記の事項につき、一刻も早く実現できますよう請願致します。
請願事項
県立新発田病院跡地に複合的歴史資料館を早期に建設すること。
請願理由
1.多数の有識者(新発田の歴史研究者を含む)をはじめ、資料館を望む人達は高齢化してきた。
2.大人の責任において、特に新発田の子供達に引き継がなければならないという思いがある。
(例)新発田川をのぼって庚申堰まで船が往来したことや要害山にかかわる歴史的(加地氏・佐々木盛綱)なものや藤戸神社のことなど。
3.多くの文化的資産が、適当な保管場所の確保(温度、湿度管理など)がないため保管が憂慮される。
4.市町村合併により、旧新発田市の歴史、藩政資料などに加え、三日市藩をはじめ福島潟、紫雲寺潟、大峰山など歴史資料が膨大となったこと、加えて資料散逸の手だてを講じなくてはならない。
(例)城下町の数々の資料が分散し、一部は売却され所在不明となりつつある。土蔵、蔵、家屋が伝来する資料と共に失われていく例が出てきている。
溝口藩主着用の甲冑や刀剣など、展示する場所の建設を待ち望んでいる方が多数おられる。
早く寄託したい、あるいはとりあえず永年保存が可能な収蔵庫があれば寄託したいという方がいる。
今であれば、ただちに新発田市の歴史資料を収集できる体制になっている。
5.当市出身の県内外の在住者のなかには、地産地消をモットーにした新発田市に生涯学習と観光を兼ねた複合的な施設の建設を待ち望んでいる方々が大勢いる。
6.今までに開催されてきた歴史に関する行事、ノウハウを、参加した人が忘れないうちに間髪いれず生かしていくべき時である。
(例)平成元年、新発田市議会主催「資料館・博物館建設調査特別委員会」における、当時の国学院大学考古学資料館館長の「博物館建設のプロセス」講演・資料。
平成8年、石川県加賀市との交流、史跡見学における新発田市での資料館建設の必要性。
平成9年、新発田郷土研究会第3回新発田の歴史資料展展示内容。
平成10年、新発田藩溝口秀勝侯加賀大聖寺より移封400年祭の記念行事など。
7.現在組織されている新発田郷土研究会、新発田古文書解読研修会、城下町新発田まちづくり協議会、新発田市観光ガイドボランティア協会、新発田市自治会連合会、新発田城を愛す会、城下町新発田の景観を考える会など、新発田の歴史に思いを寄せる団体の活動が活発な時期にあるので、できれば早いうちに予算化を図り専門家とこれらの団体を含めた、資料館建設構想検討委員会(仮称)ならびに資料の調査整備管理委員会を立ち上げ、建設にはずみがつけば、一層内容の充実が図れるときであると思う。
平成24年8月17日
新発田市議会議長 宮野 昭平 様