請願第13号 TPP交渉参加反対を求める意見書提出に関する請願書
受理日:平成24年2月29日
付託委員会:経済建設常任委員会
付託日:平成24年2月29日
審査日:平成24年3月7日
審査結果:採択(全員賛成)
議決日:平成24年3月12日
議決結果:採択(全員賛成)
採決状況:
賛成26、反対0
渡邊喜夫
請願趣旨
昨年11月、政府はTPP交渉参加に向けて関係国との協議に入ることを表明しました。これは我々JAグループが中心となって取り組んだ1,167万人を超える反対署名をはじめ、過半を超える国会議員の反対や、8割の都道府県・市町村議会の慎重・反対決議といった国民の声を無視するものであり、極めて遺憾であります。
その後、政府は関係国との協議を進めていますが、依然として十分な情報開示は行われず、TPP参加に対する懸念は、ますます大きなものとなっています。
さらに、これまでの事前協議や韓米FTAの情勢等により、TPP参加による影響が非常に幅広い分野に及び、この国のあり方や国民生活に壊滅的な打撃を与える危険性が明らかになっています。依然として東日本大震災からの復興に目途が立たない中で、このようなTPP交渉へ参加することは将来に大きな禍根を残すものであり、絶対に認めることはできません。
つきましては、この請願書にご理解を賜り、地方自治法第99条の規定に基づいて政府に意見書をご提出いただき、強力な働きかけをお願い申し上げます。
請願事項
1.わが国政府としての「対処方針」及び関係国との事前協議の内容については、国民へ十分な情報提供を行うとともに、幅広い国民的議論を行うよう措置すること。
2.政府は「交渉参加ありき」の姿勢を改め、関係国との協議においては、譲れない点は堅持するとともに、理不尽な要求は断固拒否する姿勢で臨むこと。また、国益を損なうことが明らかになった場合には、政府は事前協議を打ち切ること。
平成24年2月23日
新発田市議会議長 宮野 昭平 様