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議案名

陳情第4号 図書館管理運営策の慎重審議を求める為の陳情書

受理日

受理日:平成27年11月13日

付託委員会

付託委員会:社会文教常任委員会
付託日:平成27年12月2日
審査日:平成27年12月17日
審査結果:不採択(賛成少数)

本会議議決結果

議決日:平成27年12月22日
議決結果:不採択(賛成少数)
採決状況:
賛成3、反対23

内容

陳情の趣旨及び陳情事項
 「はやりものはすたりもの」という俗諺がある。老人の悪癖でつまらぬ俗諺を思い出すことが時にはある。
完成が真近なるべしと思わせる駅前複合施設を目にする度に先の俗諺があたまに浮かび不愉快な思いをしている。なぜかと思い返してみたら理由が分かった。大通りに面した四角い四階建ての民間施設がほぼ完成しているのに図書館が入る筈の施設の完成がまだ途中なのは仕方ないとしてもその形がへの字形であり三階建てである為朝日が当たりにくい構造であるからだと。もちろん民間施設との間には多少の空間は存在しているから全く日光のささない日陰建物とは呼ばないし、3,000万円を市が負担して造るという渡り廊下はけしからんなどとは云わぬがこの複合施設は一体誰の為なんの為のハコモノなのだ?おかしいではないかとは誰しもが感じることだろうと小生は思う。
 ともあれ工事が進行中である現在なんとか無事完成することと建築費用の大幅不足問題の発生が生じないことを望むものだ。
 いやなみな前置きが長くなってしまったが本論を綴ろう。各位も報道等でご承知であろうが佐賀県の武雄図書館をめぐる珍談漫談まがいの後日談である。俗称だろうがツタヤ図書館を導人した前市長は知事選挙に落選した後ツタヤに天下りしたと聞く。世渡り上手のブローカは世の中には万といるものだから嘲笑ものではあるが仕方のないことだと思う。
 問題はツタヤ図書館でええのか?と疑問視する自治体が次々と出て来て中には住民投票の結果反対が賛成を上回った小牧市購入図書の質に疑問点を指摘した海老名市がある。
 指定管理者制度なるインチキ制度を導入させたのは昔日の小泉政権だったと記憶するが専門家を安く使えるので一石二鳥だなどとネボケたことを並べていたものだ。行政の役目は公正な住民サービスの提供であって低コストによる人間の使い捨てと住民サービスの劣悪化を招くやり方は中止せねばならぬことだ。
 新発田市の駅前複合施設に入居すると聞く図書館が中心市街地に客を呼び市街地活性化に役立ちしかも費用が安あがりで済むというツタヤ方式を導入するものか否かは小生は未聞であるがもしこの方式を導入するということになった時市議会として執行部に説明を聴くだけでなく慎重な審議を重ねるよう要望してもらいたい。以上が本陳情の趣旨であり陳情事項である。各位のご賛同を得たい。

平成27年11月13日

新発田市議会議長 小川  徹 様

 追記。本陳情書は購読新聞の報道を基に作成して提出したものである。しかし昨日12日新発田図書館で雑誌「世界」の12月号中の論文「虚像の民営化ツタヤ図書館」を一読。著者田井郁久雄氏の報告が真実だとすると、これはとんでもない不正と犯罪の結晶であることが判明した。その内容の紹介は省略するが論文のご一読を市議各位におすすめするだけでなく10万市民全てにおすすめしたい。官民のなれあいの犯罪的不正の発生はなんとしてもとめねばならぬと確信する。

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