陳情第4号 新発田市の特別職職員の任期短縮を求める為の陳情書
受理日:平成22年9月2日
付託委員会:総務常任委員会
付託日:平成22年9月2日
審査日:平成22年9月14日
審査結果:不採択(賛成なし)
議決日:平成22年9月27日
議決結果:不採択(賛成なし)
採決状況:
賛成0、反対27
陳情趣旨及び陳情事項
アメリカの大統領の任期が1期4年であり、2期まで認められるが、3選はよほどの緊急時以外は許されぬと聞く。有名なことではあるが、アメリカのことで、どの法律になんと書いてあるのかは知らぬ。世界で最高最大の権力者だから特定の個人に多選を認めては、弊害の方が大きくなる。それを防止する為だと聞く。流石にイギリスとの独立戦争を闘い、民主主義国として独立してまだ250年ばかりしか経たぬ国だ。権力者の長期在任の有害性は、その頃から知られていたのだろう。
1776年は、日本で云えば、江戸時代の安永5年で、将軍徳川家治が10代将軍だった時代と、歴史年表に載っている。徳川軍事独裁政権は、将軍から大名、百姓、町人にいたるまで、全て世襲を強要したらしい。90年後に、怪しいクーデターをおこされ、明治時代になったのは、英雄豪傑がたくさんいたからというより、世襲政治制度の弊害がひどすぎたからだと思う。
だらだらと、どこかの大河ドラマとやらの真似みたいにつまらん話を並べたのはほかでもない。明治初年から140年程経った日本で、将軍、大名ならぬ世襲政治家がやたらに多数いるのは、困ったことだと主張する為でもある。選挙によって選ばれたものだ、問題はないとの主張もあろうが屁理屈というものだ。
話をアメリカの大統領制、日本の世襲制度までひろげて、お前は何を言いたいのだと、不信をもたれたであろうが、言うべきことは標題でも述べてある。小生が特別職職員と呼ぶのは、市長、市議会議員のことで、市民の直接選挙によって選任される人を指す。彼らの任期は1期4年と、なにかの法律で定められている。しかし、多選を禁止する法律はないようだ。新発田市だけでも条例を定め、1期4年、3選までの在任を認めることにしてもらいたい。6年以上市政と議員の活動を注視してきて、つくづくこう考えるのである。
以上が陳情の趣旨であり陳情事項である。各位の熱意を期待する。
平成22年8月5日
新発田市議会議長 巖 昭夫 様