陳情第3号 ヨコミゾ設計士への損害賠償請求を求める為の陳情書
受理日:平成27年8月25日
付託委員会:総務常任委員会
付託日:平成27年9月1日
審査日:平成27年9月15日
審査結果:不採択(賛成なし)
議決日:平成27年9月25日
議決結果:不採択(賛成なし)
採決状況:
賛成0、反対26
陳情の趣旨及び陳情事項
御虎子型の新国立競技場建築の騒ぎがあった頃某雑誌の7月号の記事で新発田市の新市庁舎建築費が一億八千万円不足の為市長の専決処分として補正予算が組まれ6月定例市議会で承認されたと知った。
建築資材の暴騰が原因かと思って一読したが受注した設計士のミスの為と知り呆れた。
新築工事が着々と進行中の今頃になってなにを今更と思いながらも8月18日と24日の両日市の担当課を訪ねて事情の説明を受けた。
設計図は正しいのだが資材費の積算ミスがあり、その分が一億八千万円なのだとのことである。
新市庁舎建築事業は発注受注の契約日が重要なポイントになる契約による事業であり当然ミスが発見されれば瑕疵担保責任の問題が発生する筈。積算ミスを認めて新発田市に謝罪したのなら設計士は非を認めたことになるのだから新発田市は彼に損害賠償を請求して当然だ。
しかるに新発田市はそれをせずに補正予算を組んだのは10万市民に費用負担させるということであり小生は不当と考えるのだ。
新発田市も当初は小生と同意見だったらしく某弁護士に相談したという。損失の補償を問えるものではないと判断いただいたのでそれに従うとの回答である。それはおかしな話である。
小生は弁護士から話を聴いた訳ではないから彼の説明の要訳はできない。それは別添の市長名の回答書をご一読いただくことにする。
小生は設計図と積算書が発効した日が契約の成立日と考えるから設計士に瑕疵担保責任を負ってもらうべきだと信ずる。
設計図と積算書を元にした施工業者決定の日付を以て入札前云々は二つを明確に区別して論ずべき問題を混同したものと感じる。
補正予算が議決済みの今頃になって問題提起の陳情はご迷惑かも知れぬがものごとの決定には担当者の責任と責務が伴うものと確信するので、提出するのである。今回の件で云えば新発田市弁護士新発田市議会の責任と職責を問うものである。
以上が陳情の趣旨であり陳情事項である。議員各位のご理解を期待する。
平成27年8月25日
新発田市議会議長 小川 徹 様
注 本陳情に記した二つとは、決定設計図と積算書が確定した日付と建築工事本体を請負う建築業者が決定した日付の二つは明確に区別して論ずべきだという事だ。いささかくどいが付記する。