陳情第3号 聖籠町との合併推進活動の活発化を求める為の陳情書
受理日:平成26年5月17日
付託委員会:総務常任委員会
付託日:平成26年6月5日
審査日:平成26年6月19日
審査結果:賛成なし(不採択)
議決日:平成26年6月27日
議決結果:不採択(賛成なし)
採決状況:
賛成0、反対24
陳情の趣旨及び陳情事項
購読紙11月28日号で作家高橋源一郎氏は、雑誌中央公論12月号に掲載する特集「壊死する地方都市」を紹介した。元総務大臣増田寛也氏が主催者らしい、「日本創成会議」が「人口のブラックホール現象」と名づけた現象のことである。小生は雑誌の記事を市立図書館で一読した。統計の数字等は小生の理解を超えるものではあったが、どうしてそうなるかの説明には納得がいった。小生が目にする新発田市の商店街のさびれようを見れば、誰にでも理解でき納得できることと感じている。購読紙は5月15日号朝刊のコラムでふれただけでなく、翌16日号朝刊県内版でも関連記事を特大で報道した。同紙のP25をご一読されたい。
小生は同紙に掲載の人口試算が当を得たものか否かは分からぬが、現象と方向は当っているのではないかと愚考する。県が設置した懇談会の座長小西某氏が云う自治体同士で支え合っていくことが必要という意見はそのとおりだろうと思う。
しかし心構えだけではどうにもならぬと考えてここに提案するのが新発田市と聖籠町との合併推進とその実現の努力である。
なぜ合併か、東工業港の有効利用、具体的にはシベリアの天然ガス輸入の拠点化を目指すには聖籠町だけでする努力よりも新発田市が加わってする努力の方が有効だろうと考えるから。拠点化に成功し関東地方への販売ルートを確立すれば東工業港、聖籠町、新発田市の経済基盤は固まるだろう。
もちろん財政に恵まれている聖籠町が財政難に苦しむ新発田市との合併を進んで希望するとは考えにくいことではある。難事業であることを自覚しながらも活動と努力を継続しなければ新発田市の将来は暗いままである。
どういう妙案名手段を用意すれば聖籠町がよろこんで新発田市と合併を希望するようになるか、一人二人のアタマで考えるだけではなかなか解けぬ難問だとは思う。
しかしそれだからこそ、27人の優秀な議員の出番というものではなかろうか。新発田市を人口のブラックホール化現象から守る為に市議会はなお一層の熱意と努力を重ねて聖籠町との合併推進、その実現につとめられたい。以上が本陳情の趣旨であり陳情事項です。乞ご採択。
平成26年5月17日
新発田市議会議長 小川 徹 様