陳情第3号 旧新発田病院建物を市庁舎に使用することを求める陳情書
受理日:平成22年6月7日
付託委員会:総務常任委員会
付託日:平成22年6月7日
審査日:平成22年6月17日
審査結果:不採択(賛成なし)
議決日:平成22年6月28日
議決結果:不採択(賛成なし)
採決状況:
賛成0、反対28
陳情趣旨及び陳情事項
某新聞の6月1日付の記事で、片山市長の4選不出馬と病院跡地購入7億5000万円の記事を読んだ。4選不出馬は個人の都合というものだから、なにも申しあげることはない。ただひとつは言っておかねばならぬ点があることを指摘したい。それは、5つのハコ物政策のうち2つには、おかしな口出し、相手との契約は結ばないでもらいたいということである。半端にすぎる駅橋上化案と新市庁舎建築案の土地購入契約は、絶対に結んでもらっては困る。
駅は高架駅にし、その下または近くに救急道を通し、新発田病院と直結させ、またそれにより、東西の平面通行を可能にする。巨額の費用はかかるだろうが、それはJR東と新潟県に負担してもらう。新市庁舎の建築用地は、現庁舎の隣接地案に執着しているように聞こえるのは笑止千万だ。大地震が発生したら、大火事が発生するかもしれぬ。アクセスに不便な土地である。振興局との連携、五十公野公園に作られる筈のテント村へのアクセスを考えるべきだ。中心市街地の活性化は別の計画で行うべきで、それを口実に黒い噂のある土地購入を強行したら、それは市民を裏切る背任として告発せねばならぬ。商店を営む建物、住宅地を購入するのと、小生の考えている農地とでは、購入価格で数倍の値段差が出る筈。その差額そのものが市民に迷惑をかけるものだ。背任と呼ぶゆえんである。
この2点は、次期市長選挙の争点になるのは必定だ。それほど重要なことを後任者に任せないで、次期不出馬の市長が決めることは、職権の乱用というものだ。
市庁舎は旧新発田病院を改装強化して使用すべきだ。7億5000万円で購入が決まりそうな病院跡地は、8,146坪ある。購入価格は超一等地としては、格安にきこえるが、実はそうでない。看護学校、二の丸ホームを除く4棟は5,359坪ある。それを壊して市庁舎を建てたら、おそらく膨大な費用がかかることになるだろう。不要な建物だけを壊し、使える建物を改装強化し、市庁舎に使うべきだ。議会はこれを市長に勧告してもらいたい。
以上が陳情の趣旨であり陳情事項である。各位の熱意を期待する。
平成22年6月1日
新発田市議会議長 二階堂 馨 様