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会派代表質問・一般質問一覧要旨

会議名
平成30年 6月定例会
質問日
平成30年6月15日
区分
一般質問
議員名
小林誠 (民主クラブ)
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要旨

1 学校給食における食物アレルギーの対応について
給食の時間は学校生活の中で、楽しい時間の一つである。給食を食べながら友人たちと談笑する、そんな記憶が多くの人にあるのではないだろうか。
そんな楽しい時間が悲劇へと変わってしまう事件が2012年に、東京都調布市の小学校で、食物アレルギーを有する児童が、学校給食終了後、アナフィラキシーショックの疑いにより亡くなるという事故があった。このような事故が再び起こらないよう、給食とアレルギーの問題について厚労省や教育委員会は対策に動いた。アレルギーと学校給食の在り方について、この事故は問題を提起したと言える。
食物アレルギーを持つ子供達は年々増加傾向にある中で当市においてはどうだろうか。当市の学校給食における食物アレルギーの対応指針を見ると、国の指導基準である除去食の対応となっている。
食物アレルギーの原因食物と言われるものは数十種類にも及ぶと言われている。原因材料として多いのが鶏卵、牛乳、小麦であり、小麦に至っては調味料に使用されているものもあり、完全除去をすればほとんど給食を食べる事が出来ない事になる。
また、万が一のアレルギーショック、アナフィラキシーへの対応も重要であり、適切なガイドラインのマニュアル化、アドレナリン自己注射薬(エピペン)使用方法などの研修も現場においては必要であると言える。
当市においては本年度より、学校給食費の第3子無償化が取り組まれることとなった。多子世帯の経済的負担軽減や、子育てしやすい環境の実現による出生率の増加を目的とし「全世代が新発田の未来を拓く子どもたちの健やかな成長の一翼を担うことで、これからの新発田市の安定した発展のために参画する」とあるが、一方で食物アレルギーというハンデを持つ子供達も存在する。食物アレルギーを持つ親御さんの経済的・精神的な負担は計り知れない。
アレルギー対応の給食は費用も掛かり、先ずは命に係わる部分を最低限担保していくという方針は理解出来るが、食育という観点で共に支え合って生きる、多様な人間性を享受するという視点から見れば、教育の一環としてもう一歩踏み込んだアレルギー対策も検討出来るのではないかと考えるが以下教育長の見解を伺う。

(1) 学校給食における食物アレルギー対応指針について

(2) アレルギー除去食における給食費の考え方について

(3) 緊急時のマニュアルや教職員へのアレルギー対応の研修について

2 地域課題の解決とその方策について
市町村合併から13年、合併市町村においては、合併の評価に対しては様々な声が聞かれるが、残念ながら合併して良かったという声はあまり聞こえない。
地域課題の解決する手段として、自治会を通じてあげる方法や、地域の自治運営組織を通じてニーズを把握し要望として挙げる手段等、地域の課題を解決する手段はまさに地域によって様々であるのが実態であるが、現在の新発田市において地域課題を解決する手法はどのように確立されているのか。地域の課題をつぶさに把握し、その問題の解決に努めることは行政の最たる職務であると考えるが、行政のトップである市長の見解をお聞きする。
一つの事例を挙げれば、昨年8月新発田市を襲った豪雨災害においては地域要望が出されていたにも関わらず、その対応が不十分であった為その結果、堤防決壊、集落浸水という事態が発生している。本年4月には市全体のハザードマップが公表されているが、地域における危険箇所等がハザードマップに本当に反映されているのか不安も募るところである。
合併特例債を使った大型のハード事業が一通り区切りがついた今、これからの予算配分を考えると、ともすれば人口が少ない地域の声が届きづらくなるのはおおよそ見当がつく話である。しかしながら声が大きいところばかりが優遇されるような政治が行われてはいけない訳であり、いかにしてその声を吸い上げ、課題解決に繋げていくかが重要な視点であると考えるが以下質問する。

(1) 地域要望会等が各地で開かれているが、その開催方法と地域について

(2) 地域要望で上がった内容について、どのような手順で検討し、フィードバックしているのか。担当課内、職員間の引継ぎ等については

(3) 地域課題解決の手段として今後の在り方は

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