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会派代表質問・一般質問一覧要旨

会議名
平成29年 9月定例会
質問日
平成29年9月13日
区分
一般質問
議員名
若月学 (新発田政友会)
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資料

要旨

1 地域における子育て支援のあり方について
 新発田市では、地域全体で子育てを支え、未来を担う子どもたちを安心して産み、育てることのできる環境づくりを推進するため「新発田市子ども・子育て支援事業計画」を策定し、様々な子育て支援施策に取り組んでいます。この計画では、基本目標の1つ目に「地域における子育ての支援」が掲げられ、「すべての子育て世帯が、安心して子育てを行えるようにするため、利用者のニーズに応じた子育て支援サービスを地域全体で推進します。」と、地域が子育て家庭を温かく見守り支援する視点の重要性を謳っています。しかし、第4章「施策の展開」、第5章「幼児期の教育・保育及び地域子ども・子育て支援事業」に記載されているのは、子育てを行う親子、または親や子などに対する、育児、医療、教育などの専門家による支援事業や幼稚園、保育園、認定こども園、関係機関等で取り組む交流事業に重点が置かれていることと感じられるが下記の項目について質問いたします。

(1)ファミリー・サポート・センター事業、地域交流事業、土曜学習支援事業、地区防犯組織の育成などに地域住民との連携もあるが、地域住民が自主的・主体的に取り組む地域活動への支援事業が盛り込まれない事はなぜか。

(2)自治会やコミュニティ組織の活動で子どもたちと協働作業を行ったり、地域のお祭りをとおして世代を越えた交流が図られるなど、地域全体で取り組む活動があるからこそ地域全体との関わりは重要と考えるが、今後どのように推進していくのか。

(3)近年、少子高齢化や人口減少、核家族世帯・単独世帯の増加等により、こども会などの自治会を核としたコミュニティ組織もその数を減らしていると感じていますが「新発田市子ども・子育て支援事業計画」では、行政が施策として取り組む事業が中心であり、“地域で子育てを支える”地域内や自治会内での世代や世帯を越えた交流の促進が図られるよう、新発田市として地域住民が自主的・主体的に行う地域活動をもっと積極的に支援していくべき仕組みづくりが必要と思うがどのように考えるのか。

2 松林再生と地域資源の活用に向けて
 新発田市をPRするときのキャッチコピーといえば、「住みよいまち日本一健康田園文化都市・しばた」を筆頭に、「飯豊連峰を源とする加治川をはじめとした美しい自然や豊かな大地」、「海から山までの豊かな自然」など、市域全体に広がる自然環境という地域資源が最大の魅力となっている。当市の地域資源として紹介される自然環境の多くは人々が生活のために利用してきた二次林(里山)であることが多く、近年、その姿は大きな変貌を遂げています。また、このことが引き金となって飛砂被害など様々な問題も生じてきています。今後について松林を守り育てていくことについての考え方を質問いたします。

 紫雲寺地区の松林では、地元自治会やボランティア団体等による松林の管理や植林活動が地域の人の力により行われていると聞き及んでいる。松枯れ被害の対策後の再生には課題が沢山ありこれらの維持・保全を恒久的に地域住民の自主的な努力に頼り続けていくことは困難となっています。
 共有地や民有地の二次林整備等を対象とする支援事業等は少ないと思うが、新発田市における二次林整備等は公共性が高く、整備等による直接的な経済効果は期待できなくとも、公益的な波及効果は大きいことを踏まえ、「地域資源の活用」という観点から、新発田市独自の取り組みとして、公有地や民有地の二次林整備等を対象とする支援事業等を創設し、里山整備等に取り組む自治会やボランティア団体等を積極的に支援する必要があると考えられるが如何か。
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