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会派代表質問・一般質問一覧要旨

会議名
平成29年 9月定例会
質問日
平成29年9月13日
区分
一般質問
議員名
渡邊喜夫 (公明党)
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資料

要旨

1 農産物のGAP(農業生産工程管理)認証の推進について
 今日の農業生産には食品安全や環境保全、農作業の安全対策など、さまざまな取り組みが求められている。同時に農業経営では規模拡大や多品目化、農産物輸出など複雑化してきている。今後の農業経営には生産工程を適切に管理するための、GAP認証の取得が経営改善を図る上で重要な課題になっている。GAPは@食品安全A環境保全B労働安全の三つの観点から厳格な管理基準を定め、生産者がその基準に沿った生産工程の管理や改善を行なう取り組みである。つまり農産物の生産過程について適切かどうか第三者が審査し認証する制度である。
 今年3月、オリンピック組織委員会は2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックにおいて選手村で提供される食材を、GAP認証を得た農産物にする基準が示された。日本では国内消費に重きを置いてきたため、GAP認証取得農家は、現在1%にも満たない状況である。ロンドンオリンピックでは英国農家の8割以上が認証を取得していた。そして今、東京オリンピック・パラリンピックの「選手村などに食材を調達できるのか」と不安視する声も出ている。
今回、選手村の食材供給でクローズアップされたGAP認証であるが、重要なことは農産物の国際化対応や地域間競争が今後も激化していく事である。
新発田市の優れた農産物をGAP認証を含め、いかにアピールしていくか、が問われる。海外に農産物を売り込んでいく上でもGAP認証が鍵となる。新潟県ではGAPまたは日本版のJGAPのいずれかを取得している県内農場は5月末現在で68件と増加傾向にある。「国際化に対応するGAP認証取得推進事業」として県ではGAP認証取得費用の一部を補助するほか、生産者向けにGAP研修会も開催している。
次年度以降も農水省並びに新潟県ではGAP普及への取り組みを強化するとしている。当市の対応を伺う。

(1)農産物のGAP(農業生産工程管理)認証について市長の認識を伺う。

(2)GAP認証の推進について当市の対応を伺う。
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