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会派代表質問・一般質問一覧要旨

会議名
令和元年 6月定例会
質問日
令和元年6月17日
区分
一般質問
議員名
青木三枝子
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資料

要旨

1 人が歩き、集い、交流が生まれるまちづくり、新発田市民が暮らし易くなったと実感できるまちづくりへの提案
 「人が歩き、集い、交流が生まれるまちづくり」これは市長の公約でもある、平成24年の新発田川の立売橋から鍛冶橋までを水のみちとして位置付けた「水のみち構想」です。また、この構想の最終目標は、人が集まり、交流が生まれ、人と人との交流から、まちなかの再生、中心市街地の活性化へとつなぐことです。
 私は、常々、活性化は同時に市民が暮らし易くなったと実感できなければならないと考えます。しかし、今、新発田市民にはその実感がありません。活性化と同時に新発田市民が暮らしやすくなったという実感を伴うまちづくりの目標を達成するためには、「早急な公共交通の確立」、「市街地のバリアフリー化」、「中心市街地を今以上にシャッター通りにしない為の施策の実行」、「水のみち構想の進化」、「新発田駅の橋上化」、「公共の場所での受動喫煙の防止」、「市民、特に女性の声に耳を傾け受け止める」の7点が大切ではないかと現段階では考えています。
 本日は、一部の項目に絞り質問をさせて頂きます。残された項目については、今後、随時お聞きしていきたいと思います。

(1) 「市街地のバリアフリー化」について
 車椅子の方と一緒にまちなかを移動してみました。歩道と横断する道路との間には段差があり、中心市街地の歩道を車椅子の方が一人では移動できない事、介助者がいても困難な場所が多くありました。車椅子だけでなく、歩行器で移動されている方や子育て中のお母さんがお子さんをベビーカーに乗せ移動しようとする時、また、保母さんたちが幼稚園児4〜5人を箱車に乗せ散歩している時も同様の困難があると思います。私は選挙中に自転車で市内を回りました。歩道と道路の段差によって自転車のタイヤはダメージを受け、車道に下りれば、自転車道の幅は狭く、また側溝との間が斜めになっていて危険な状態でした。電動車椅子の方も歩行者扱いとなります。しかし、歩道は段差がある事や歩行者と接触する可能性があり、警察の暗黙の了解のもと、車道左側を移動されています。年金受給日には、シルバーカーや自転車で移動される高齢者が多くいます。横断歩道手前に長いグレーチングがあり、シルバーカーが引っかかるという危険個所もありました。市長、今度、車いすで街中を移動してみませんか。私は理学療法士でしたので、弱い人の立場から何等かのアドバイスができると思います。
 このようなまちなかで、駅前については歩道も美しく、バリアフリー化が進んでいます。まち全体がこのようになればとても素晴らしいことです。市長には是非頑張って頂きたいと思い質問します。

    @ 市長は駅から歩いて市役所まで来ていると聞いています。まちなかのバリアフリーの状況を、どのように認識していますか。

(2)「中心市街地を今以上にシャッター通りにしない為の施策の実行」について
 日々の生活を支えて頂いている商店街の店舗は私にとってなくてはならない存在です。壊れた時計が修理できる時計店、靴や鞄が修理できる靴鞄店、体に良い安全な材料で作られた菓子店、高齢になっても少しのおしゃれをする為の身の丈に合ったショッピングができる洋品店、美容・健康相談は勿論、身の上相談の場所でもある薬局、その他、文房具店、本屋、自転車店、電気店等、これらの店には、互いの顔が見える、人と人とのつながりがあります。大型店より値段が高めになるかもしれませんが、吟味された確かな商品と長年培った経験と技術、困った時の適格なアドバイス、店への信頼があります。しかし、次世代に受け継がれる事無く、次々と店舗が閉店しています(平成30年10月の商工会議所「まちの顔づくり推進協議会」の調査結果にも後継者不在とする事業者が多いとあります)。インターネットでの買い物や大型店での買い物だけで良いのでしょうか。今残る専門店が次世代に受け継がれていくためには何が必要なのでしょう。これ以上、店舗が閉店してしまえば市民生活にも影響が出ます。「自助努力」をとの意見もあります。確かに、店主の皆様の新たな店づくりへのチャレンジも重要なこともわかります。しかし、市民にとって重要な店舗がなくなってしまわないように、今できる、そして、しなければならない施策を実行して頂きたいと思い質問します。

    @ 中心市街地の店舗の生き残り、次世代への継承のための具体的な施策を伺います。
     私案ですが、
     ・ 今残る店舗の後継者を育てる為の人材育成に一定期間、補助金を出すこと
     ・ 市内のあちこちに点在するお店の中で、中心市街地に店舗を、あるいは出張拠点を出したいと考えていらっしゃる方があれば、行政が仲立ちをして、互いの店の信頼を基に賃貸料を少しでも安くすることを検討することはできるか、お聞かせください。

    A 商店が衰退したのは、「店先の駐車禁止」が厳しくなった事も要因との意見があります。加茂市のように、道路に駐車スペースを取る等、警察等と対応を検討できないものでしょうか。

    B 私案です。「まちなかを歩き、語り、魅力発見デイ」を企画し、勤務時間内に市職員、特に、多くの女性職員に、店舗の方々と語り、また、まちの魅力を発見してもらうことで、活性化に生かしてはいかがでしょうか。

(3) 「みずのみち構想の進化」について
 水のみち構想の基本方針は、市民から愛され、歴史をいかし調和のとれた「水のみち」とすることです。
 地域に点在する歴史的遺産である、新発田川周辺に残る古い建造物と一体化させる事に加えて、再生可能エネルギー(小水力発電)で発電する電灯を灯し、新発田市民にこそ、このみちを歩いて頂きたいと思い質問します。

@ 「水のみち構想」の進捗はどのようになっていますか。

    A 以前の委員会答弁で、小水力発電は難しいと聞いていました。夜間の治安面の効果や川への転落防止にもなります。下町交番裏の庚申堰の段差を利用し、小水力発電による発電によって電灯を一カ所でも灯す事から始め、徐々に広げて行ってはどうでしょうか。小水力発電による灯がともり、子ども達に見て貰うことはとても素敵な事ではないでしょうか。周知されてきた寺びらきに続き、川びらきへとつながると思います。チャレンジしていただけませんか。

    B 小水力発電の財源として、寄付を募り、電灯は歴史ある新発田のお盆のぼんぼりを型採り、支柱には寄付をして下さった方の名前を記したり、ふるさと納税を活用したガバメント・クラウド・ファンディングなど、様々な財源を検討してみてはいかがでしょうか。

    C 川の周辺には、双子蔵を含めた白壁の土蔵、古い旅館、白勢長屋等があります。特に、すでに一軒壊されてしまった白勢長屋を残す為の施策の進捗はどのようになっていますか。

    D 私は、新発田の水上交通の歴史を聞いた時、とても感動しました。市民、特に多くの子ども達に新発田川の歴史や現状を知ってほしいと思います。新発田の水上交通の歴史に詳しい方や、「新発田川を愛する会」の方々に講師になって頂き、新発田を愛する子ども達の育成のためにも、一部の学校だけでなく、市内小中学校すべてへの出前講座を行っていただけないでしょうか。
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