令和2年 2月定例会
令和2年3月11日 (一般質問)
小柳肇
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1 今こそ未来へ向けての戦略的投資を考えるべき時ではないか
2 紫雲寺風力の株式売却についての説明は足りているのか
1 今こそ未来へ向けての戦略的投資を考えるべき時ではないか
平成31 年度に続き今年度も少雪による財政調整基金の積み増しが大幅に増えると見込まれる。令和2 年度予算では、市長の主要施策に基づき無理のない「安全運転」的予算編成を行っているが、やや守りの姿勢が強すぎるように感じる。
今後、高齢化の進展で「街」としての魅力を磨き、交流人口、関係人口を増やしつつ、活気のある街として都市間競争に勝ち残っていくためには、あと2 〜 3 年が未来への投資を行う最後のチャンスでは無いかと思う。
財政調整基金は「いざ」と言う時の備えで必要であるが、特に「競争力のある産業」への戦略的投資は今でなければ出来ないと考える。
以下市長の考えを聞きたい。
(1) 米の輸出やインバウンドなどの取組は成果を出すまでの道筋が見えてきているが、例えば自動運転やスマートシティなどの近未来の技術開発、美容や健康長寿などの研究支援やデザインラボの誘致等については考えないか?
(2) 観光&文化の拠点となり得る「ミュージアム」等については、産業面とは異なった戦略的投資となりうるが、基金を設けるなど将来に向けての準備を行ってはどうか?
2 紫雲寺風力の株式売却についての説明は足りているのか
令和2年1月、何の予告もなく「紫雲寺風力」の市保有全株式を藤井商店へ売却し、1 月末日をもって第三セクターとしての会社運営から手を引くとの報告があった。議会承認は必要はなく、行政の専権事項であり市長の決定について、異論を唱える物ではないが、手続きにおいて大いに疑義が残った。
以下を中心に市長に広範に伺う。
(1) 昨年2 月、9 月議会ともなぜ関連して株式売却に関する説明がなかったのか?
(2) FIT により好調な経営状況を鑑みれば企業価値はもっと高かったのではないか?
(3) 解体費用や今後の運営リスクの評価をどのように見積もったのか?
(4) 世界的な追い風が吹いている「自然エネルギー」に関して、市としても啓発等で大いに活用してきたが、これまでの施策と方針転換するのか?