令和5年 6月定例会
令和5年6月15日 (一般質問)
小柳はじめ
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1 下げ止まらない投票率の低下と投票所の運用について
2 シェアオフィスの現状と今後の活用方針について
1 下げ止まらない投票率の低下と投票所の運用について
昨秋の市長選の無投票に続き、今春の統一地方選では県議選が無投票となり、地方政治に関する住民の関心は危機的なレベルまで低下している。
4月23日投開票の新発田市議会議員選挙は一転して7人超過という超激戦となったが、下げ止まりが期待された投票率は更に下がり、史上初となる50%割れとなってしまった。
当選して市民から付託を受けたと言っても、半数以上の有権者は投票にすら行かず、その正当性すら疑われる非常事態と言えよう。
また、平成27年度には市内70カ所の投票所統廃合により53か所に削減する方針を示したがその後撤回された。高齢化の進展や運営等で今一度、選挙制度に関して抜本的な見直しが必要な時期と考え伺う。
(1) 前回の統廃合提案は有権者500名以下の投票所が対象であったが、市街地との密度の不公平が更に大きくなっているので無いか?
(2) 期日前投票所の更なる拡充についてどう考えるか?
(3) 高齢化に伴う期日前投票所の巡回運用を検討する段階で無いか?
(4) これ以上の投票率低下を避ける方策をどのように考えているか?
2 シェアオフィスの現状と今後の活用方針について
昨秋オープンした、シェアオフィス「キネス天王」は順調にテナント入居が決まり、非常に良いスタートを切った。長岡技術科学大学をキーテナントに先行誘致し、農業のIT化という社会的に大きな成長分野に特化したのは戦略的に成功と言え、産業政策がダメ!と指摘していた二階堂市政では非常にスジの良い政策であり一定の評価をする。
サテライトオフィス等の設置は移住定住や産業育成と一体で進めるべき政策であるが、今のところは専任者の居住を伴う本格的な入居と言うより、情報収集のための拠点テナント設置のレベルにとどまっている。
首都圏からのU・Iターンを触発するような仕組みが必要と考え市長に伺う。
(1) キネス天王の入居状況と市内への定住への波及効果について
(2) 第二弾の本田小学校活用も検討していると聞いたが具体的な方針は?
(3) 今後はU・Iターンを想定した制度設計を検討すべきでは?
(4) 農業分野以外にも自動運転やアプリ開発など社会的に広がりのあるテーマは他にまだまだあるが、現在想定しているイメージは?
(5) スタートアップや学生起業などに特化した制度を作ってはどうか?