令和4年 2月定例会
令和4年3月1日 (一般質問)
湯浅佐太郎
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1 新発田市の森林資源活用策と農村集落の地域活動支援事業について
2 新発田市における街灯・防犯灯の維持管理事業について
1 新発田市の森林資源活用策と農村集落の地域活動支援事業について
以下の質問をお願い致します。
新発田市の森林資源活用策と農村集落の地域活動支援事業について伺います。新発田市の総面積は皆様ご存知の通り533㎢であります。その内、森林面積は市の総面積の63%338㎢であります。民有林は森林面積の35%・120㎢、残りの65%は国有林であります。
市内の民有林の内人工林の面積は32㎢、森林経営計画による整備予定面積は17㎢、市内の民有林面積のたった15%であります。又国有林の内、市の維持管理課で直轄管理を行う林道は新発田南部線をはじめとする6路線であります。地域の集落で維持管理をして、修繕・補修を施しながら森林整備をしております。
林業事業体についても森林整備のために作業道路を開設しながら間伐を主に整備をしております。主な事業体の新発田市内の森林経営計画は全体で1463haでそのうち441haは杉材の面積であります。
森林資源の整備はとりもなおさず、水源涵養・森林の土壌が、降水を貯留し、河川へ流れ込む水の量を平準化して洪水を緩和するとともに、川の流量を安定させる機能を持っています。また、雨水が森林土壌を通過することにより、水質が浄化されます。いわゆる洪水緩和・水資源貯留・水質浄化という自然の大いなる営みの元で我々は生活しております。
その森林資源が今荒廃してきております。
令和元年の全国を襲った台風とそれに伴う土砂災害は過去4番目の被害でした。その後も当市では令和2年3年と連続の台風と水害に被災しております。時間当たり50mmを超える災害級の降雨はこれからも襲ってくるとの事であります。
今後は当市だけでなく、県と国と情報を共有しながら未曾有の災害に対処しなければいけません。
当市の杉や雑木も樹齢50年を過ぎ、木の根が大きくなり集中豪雨の際は地滑りや、土砂災害が起き易くなってはいないでしょうか?
その上、最近は山林の斜面に太陽光パネルが乱立し、水源涵養を考えない乱開発が拡大しているようで大変心配しております。ゼロカーボンシティー構想とリサイクルエネルギー構想は大いに賛成しますが、大切な森林資源が失われ山が荒廃しないか心配です。又有害鳥獣(熊・イノシシ・猿・ハクビシン)等が繁殖し、山間地集落の脅威にならない様に維持管理する事が大事であると考えます。
平成31年から森林環境譲与税という目的税が譲与されて、森林・林業の振興発展のため創設されています。以前の一般質問でも市長が答弁しておりますが、その後の現状と、これからの森林資源、林業振興と維持・管理、活性化策について伺います。
(1) 森林環境譲与税の今迄の使途と今後の活用策について
(2) 新発田市所有の山林の管理面積と、その維持管理について
(3) 国有林野の林道の維持管理の現状はどうなっているか。
(4) 新発田市の森林整備計画と森林経営計画の現状は?
(5) 森林整備地域活動支援事業と造林支援事業の今後について
2 新発田市における街灯・防犯灯の維持管理事業について
以下の質問をお願い致します。
新発田市の防犯灯維持管理事業と、街灯整備事業について伺います。今現在の街灯・防犯灯の設置状況は約16000灯であります。ある自治会の街灯は年間で10本以上蛍光灯の玉切れを起こし、そのたびに修理依頼をしている状況だそうです。そして、玉切れを起こしたらLED装置に代わるものと考えていたら、また元の蛍光灯のままであったとの報告を受けております。
LEDのメリットはいまさら言うまでもなく、寿命が長い・(白熱電球の約40倍・蛍光灯の約4倍・ハロゲンランプの約13倍・水銀灯の約4倍)・消費電力が少なく経済的・発熱量が少ない・(電気料金を削減)・水銀・鉛・カドミウムを使わない(蛍光灯のように水銀を使っていないので、環境を破壊しない。・廃棄が容易で環境にもやさしい)・不燃ごみでの廃棄が可能・虫がほとんど寄ってこない・LED照明でCO2削減による地球温暖化防止に貢献できる、等などであります。
本気で脱炭素化社会・ゼロカーボンシティーを目指すのであれば欠かせない必須アイテムだと考えます。
市内の街灯・防犯灯維持管理事業における予算で、早急にLED化できないものでしょうか?
そこで以下の事について伺います。
(1) 市内街灯・防犯灯の内、蛍光灯と水銀灯のそれぞれのLED化の割合について
(2) 今後いつ頃までにLED設備と入れ代わる予定なのか?
以上よろしくお願いいたします。