令和3年12月定例会
令和3年12月3日 (一般質問)
小坂博司
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1 小・中学校の一斉臨時休業について
2 学校給食における調理業務委託拡大について
1 小・中学校の一斉臨時休業について
コロナ感染1年目の昨年2月27日、当時の安倍総理は、新型コロナウイルス感染症対策本部において、「今がまさに感染の流行を早期に終息させるために極めて重要な時期であることを踏まえ、何よりも子供たちの健康・安全を第一に考え、多くの子供たちや教職員が、日常的に長時間集まることによる感染リスクに予め備える観点から、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校における全国一斉の臨時休業を要請する」とした。このことを受け、文科省は翌日、「一斉臨時休業」について通知し、各学校の設置者に、「本年3月2日(月)から春季休業 の開始日までの間、学校保健安全法に基づく臨時休業を行うよう願う。なお、臨時休業の期間や形態については、地域や学校の実情を踏まえ、各学校の設置者において判断いただくことを妨げるものではない」としている。
本市においては、要請のとおり「臨時休業を実施した」と認識している。
つい先日、新聞紙上で「一斉休校の要請」には、「感染拡大を防ぐ効果はなかった」(学習院大、静岡大、米ハーバード大)と科学雑誌ネイチャー・メディシンに論文が掲載された。とあった。
以上を踏まえ、当市の子どもたちが健やかに育つことを願い伺う。
当時文科省の「一斉休校の要請」について、あまりにも唐突で理解に苦しんだことは、私だけではないと思う。また、学童や保護者等が「一斉休校」により払った代償はとても大きかったと思う。当市が休校要請に応じた「過程」について、設置者及び教育委員会に伺う。
(1) 休校要請について設置者はどのように対応したか。
(2) 休校要請に応じてから、実際に休校するまでの過程を教育委員会に伺う。
2 学校給食における調理業務委託拡大について
10月22日、会派正副会長会議において、議長より「北共同調理場及び五十公野共同調理場の民間委託」について、あいさつでの中で触れられた。
現在、市の学校給食の状況は、学校統合が進み、6つの共同調理場と豊浦中学校単独調理場で児童、教職員合わせ7,894食を賄っている。
この度の委託方針では、北共同調理場2,579食、五十公野共同調理場756食が民間調理場となると、すでに民間に委託している西共同調理場、紫雲寺共同調理場と合わせ、民間への委託率は84.7%となる。
以上を踏まえ、市が学校給食における調理部門からの「撤退をしない」ことを願い5点伺う。
(1) 学校調理場における「調理業務委託」について今後どのように進めるのか伺う。
(2) なぜ、調理業務の委託拡大を進めようとしているのか伺う。
(3) 「食育」を当市の特色と位置付けているが今後の取組を伺う。
(4) アレルギー対応食に取組んでいるが今後の対応は。また、北共同調理場が配給する学校にはエピペンを保有する児童が多いが管理体制は十分か伺う。
(5) 最後に「調理業務委託拡大」について、教育委員の議論状況を伺う。