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請願の詳細情報

請願第2号 透析患者通院支援交通に関する請願書

受理番号
請願第2号
受理年月日
平成27年8月26日
付託委員会
社会文教常任委員会
委員会付託年月日
平成27年9月1日
議決結果
採択
賛成26、反対0
議決年月日
平成27年9月25日
紹介議員
石山洋子
中村功
渡邊喜夫

請願の内容

請願第2号
  透析患者通院支援交通に関する請願書

請願趣旨
 透析とは、腎臓機能障害により、体内の余分な水分や老廃物を体外に出すことが出来ない為、腎臓の代わりに人工腎臓を使い、老廃物等のたまった血液をきれいにし、余分な水分を取り除き、生命を維持する治療のことであります。透析患者は、生命を維持する為、週3回の通院と1回当り4〜5時間の血液浄化を受けなければなりません。以前は高額な治療の為、透析患者は「田畑を売り、財産の尽きるまで…」、「金の切れ目が、命の切れ目」と言われた治療であり、「透析=死の宣言」と言う時代がありました。現在は、先人の努力により、社会保障の充実並びに透析技術の進歩により、長期透析治療が可能になりました。しかしながら生活習慣病と言われる糖尿病から起因する透析患者が多く、現在全国で約32万人、県内では約5,000人、新発田地区(新発田市内での透析治療可能な3施設)においては、260人の透析患者がおり、残念ながら毎年増加傾向にあります。透析患者の中には心臓疾患等の合併症で苦しんでいる方や、高齢により介助や車椅子でなければ通院できない方が多くおられて、これらの通院患者が、透析治療を受ける為にタクシーを利用するには、経済的に大きな負担となり、通院に年間140万円を超える透析患者もおります。又、「家族に迷惑をかけたくない」、「人に気兼ねなく通院したい」と言う、多くの透析患者の声に、「何とかできないものか」と通院送迎を中心とした「新発田地区腎友会通院送迎部会」を立ち上げました。当時(平成23年)既に通院送迎支援交通を実施している長岡市、村上市、胎内市、の情報収集、最近では柏崎市の情報収集も行い、新発田市社会福祉課、新発田市市民まちづくり支援課、新発田市社会福祉協議会の御協力を頂き、伴って、市内透析治療施設の腎友会役員の方々の支援、協力を得ながら「NPO新発田地区腎友会」の設立計画を行っております。つきましては、NPO新発田地区腎友会を通じて、通院送迎を果たし、透析患者が安心して通院治療を受けられる様に、以下の事項について、新発田市並びに新発田市議会の御賛同をお願い致したく請願いたします。

請願事項
 1.透析患者の生活困窮状況を鑑み、現行の通院助成制度を拡充していただきたい。
 2.福祉有償交通を立ち上げるにあたり、
  (1)現行の通院助成の対象としてある交通手段に、福祉有償交通を加えていただきたい。
  (2)安定した財政基盤が構築できるまで、財政支援をしていただきたい。

平成27年8月26日

新発田市議会議長 小川  徹 様

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