現在位置 :トップページ陳情の詳細情報 › 零細農家保護を政府に求める為の陳情書

陳情の詳細情報

陳情第2号 零細農家保護を政府に求める為の陳情書

受理年月日
平成23年11月14日
受理番号
陳情第2号
委員会付託日
平成23年12月2日
付託委員会
経済建設常任委員会
議決年月日
平成23年12月21日
議決結果
不採択(賛成なし)
賛成0、反対26

陳情の内容

陳情第2号
  零細農家保護を政府に求める為の陳情書

陳情趣旨及び陳情事項
 いわゆるTPP交渉参加の是非をめぐる賛否両論が喧しいようだ。購読紙には、賛否両論が与野党ごちゃごちゃに存在することを報じていた。
 小生は交渉に参加するのは当然だと思う。しかし、その結果として、日本が関税の自主決定権を失う事態には絶対反対だ。
 歴史ファンを自称する人は、幕末の和親条約に、日本の関税の自主決定権を持てなかったことと外国人居留地に裁判権を持てなかったことの2点が重大な欠点である不平等条約だったことを覚えていよう。昔日中学か高校で習ったから。
 不平等条約改正の為、明治政府は45年の全てをかけて苦労したという。治外法権を認めないことと関税の自主決定権は、独立国なら当然持つべき権利なのだ。
 今話題のTPPには、人により立場により賛否が分かれるとは思う。消費者としては、良い物が安く買えると考えようし、品質、価格で他国の物にひけをとらぬ物を作り売る者は、大賛成して当たり前だ。
 小生は自分が育ち、家兄が継いだ生家が零細稲作農家なので、TPPには絶対反対なのだ。安くてうまい米や肉はくいたいが、日本の零細農業は全滅する。震災津波、原発事故で痛めつけられた日本農業が、タックスフリーの犠牲になり倒産したら、彼ら就農者は、どうして生きてゆけるのだ。簡単に転業できる者ばかりではない筈。首を吊って死んでしまえとでも云うのだろうか。
 昔日、50年も前の話だが、買弁という言葉を聞いた。汚い言葉のイメージを持ち、辞書で確認したことはなかった。先頃気になり広辞苑第3版で調べた。今日いわゆる買弁共は世に充満していると感じた。
 市議会は零細農家保護を政府に求めてください。以上。

 平成23年11月14日

 新発田市議会議長 宮野 昭平 様

Copyright(c) 2012- 新発田市議会公式サイト Shibata City Council. All Rights Reserved.