現在位置 :トップページ陳情の詳細情報 › 集団的自衛権行使容認論に反対する意見書提出を求める為の陳情書

陳情の詳細情報

陳情第2号 集団的自衛権行使容認論に反対する意見書提出を求める為の陳情書

受理年月日
平成26年5月7日
受理番号
陳情第2号
委員会付託日
平成26年6月5日
付託委員会
総務常任委員会
議決年月日
平成26年6月27日
議決結果
不採択(賛成少数)
賛成8、反対16

陳情の内容

陳情第2号
  集団的自衛権行使容認論に反対する意見書提出を求める為の陳情書

陳情の趣旨及び陳情事項
 歴史はくり返すものだとどこかで聞いたことがある。もしかしたらそれは本当かもしれぬと思わせるのが安倍政権の姿勢。アメリカのイージス艦がミサイル攻撃をうけているのに日本がなにもしないで見殺しにしていいのかと疑問を呈したまではいい。軍事同盟を結び直した時死者まで出した時の首相が祖父の一人だという男が現在の首相だから。祖父を尊敬する男が祖父の真似をしたがるのは世によくある話だ。それをどう思うかは各自の自由であろう。小生にはばかばかしいが。
 しかし積極的平和主義とかわけの分からぬことを口走るだけでなく憲法第9条の改正が難しいとみるや解釈の変更を閣議決定しそれで集団的自衛権行使容認、具体的にはアメリカのやる戦争に日本が加担させられることになるのは困る。憲法の解釈が時の一内閣により勝手に変更できるのなら国会は不要いや憲法そのものもいらないことになろう。
 そもそも集団的自衛権なるコトバそのものが嘘なのであり集団的他国防衛権と呼ぶべきもの。自国が攻撃されてもいないのに戦闘にまきこまれる権利だと購読紙で読んだ。本来実に恐ろしい代物だとも。
 尖閣竹島拉致等の問題がこじれいざ戦争となったらアメリカが逆にまきこまれる危険がある話だ。米中もし戦かわば…なんてことになる危険のある恐ろしい話はご免をこうむりたい。アメリカ人も不安がっているとか。
 4月27日号朝刊によれば全国で少なくとも61の市町村議会が集団的自衛権をめぐる憲法解釈の見直しに反対ないし懸念の意見書を可決しているとあり本県では新潟市議会の名前が掲載されていた。小生はべつに新潟市に見習ってくれと主張するのではないが新発田市に居住する一老人の責任のひとつとして表題の件を希望するのだ。69年前に敗けて無条件降伏した先の戦争では300万人を超える死者を出し東京大阪名古屋等の大都市だけでなく長岡を含む地方都市までが空襲によって灰にされたと聞く。とどめの二発が広島長崎に落とされた原子爆弾なのは子供でも承知のこと。これにこりたから日本国憲法には戦争の放棄を決めた第9条が加えられているのだ。主権在民民主主義基本的人権の保障と並ぶ平和主義は日本国憲法の特色として耳にタコが出来る程くり返し学習させられたものだ。67年間もきかされれば小生のような者でも日本国憲法の大切さは理解でき子や孫の世代の人達にこのまま伝えたいと希望するのである。それが人生を長く生きて来た老人の責任だと信じるのだ。
 人種差別ヘイトスピーチ嫌中嫌韓とやらなんだかオカシな話を耳にする時代になったがゴロツキ週間紙や新聞TVが流す流言蜚語の類なるべしと小生は思っている。
 だらだらと長くなったが結論を綴る。反動右翼軍国主義者の世襲政治家達が企てる集団的自衛権行使容認論は大切な子や孫の世代の日本人が他国の戦争にまきこまれ加担させられる危険が高い。そんなものが国会で議決されてしまってからではおそすぎるから新発田市議会はそれについて早目に反対する意見書を政府なり国会へ提出してもらいたい。以上が陳情の趣旨であり陳情事項です。
乞御採択。

平成26年5月3日

新発田市議会議長 小川  徹 様

Copyright(c) 2012- 新発田市議会公式サイト Shibata City Council. All Rights Reserved.