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陳情の詳細情報

陳情第7号 震災がれきの受け入れ反対の決議を求める為の陳情書

受理年月日
平成24年11月9日
受理番号
陳情第7号
委員会付託日
平成24年12月3日
付託委員会
社会文教常任委員会
議決年月日
平成24年12月21日
議決結果
不採択(賛成なし)
賛成0、反対26

陳情の内容

陳情第7号
  震災がれきの受け入れ反対の決議を求める為の陳情書

陳情趣旨及び陳情事項
 10月18日、市立図書館で、棚に並べられたばかりに見えた或る週刊誌の記事を一読。某大都市の市長の父君の出自が云々とあり、タチの悪いものだった。広告に載った筆者名は民俗学者宮本常一、東電OL殺人事件等の著作で有名な作家だったが、週刊誌には、その名はなく、別の2人の名があった。作家のモラル・責任はと、とまどう程のものだったが、主題と直結しない問題なので、これ以上はふれない。
 しかし、不当な差別問題は現代も厳然と存在する事実を知る事には意味があると思う。震災がれき受け入れと運搬とそれの焼却処理という問題にも直結するから、あえて綴った。
 購読紙朝刊県内版の6日、7日の記事によると三条市はがれきの本格受け入れの方針を固め、市長は県との合意は不要だと云ったとある。震災がれきの受け入れに慎重な知事の、県としての方針を無視して強行するつもりなのだろう。市長との面談がかなわぬので、確かとは云えぬが、新発田市も三条市と同調しそうに思える。ご担当との面談を数回重ねたうえで感じる事である。
 震災がれきの広域運搬処理を決めたのは、主に、あの時の環境大臣某だった。某は九州のどこかで、なんとか解放同盟の代表から国会議員になった男の後継者で世襲の3代目だと聞く。阪神淡路大震災時に発生したがれき2,000万トンを産廃業者を動員して、あっという間に片付けさせた先例を見習って、今回もそれを決定した。彼の異常な行動・人格が問題にされ、短期在任の後更迭された。震災がれきの産廃業者による全国ばらまき処理は撤回されずに残ったまま。彼が自己と支援団体の利益を狙ったとまでは主張せぬが、疑わしいとは感じる。不当な差別意識だろうか。
 各位もご記憶であろうが、15年程昔、岐阜県御嵩町で柳川町長が2人組に襲撃され、瀕死の重傷を負った事件があった。名古屋市の水道の水源地近くに、東洋一の産廃施設を作る問題が、業者・県と地元住民・町長との間でこじれた末に発生した事件だった。後年、時の町長が記録を出版。市立図書館にも蔵書されている。ちなみにあの時の知事は後にウラガネ知事として悪名をはせ、泉田裕彦氏にも迷惑をかけた老人である。
 愚老の悪癖で、つい長い駄文を綴ってしまったが、そろそろ結論、陳情事項を書く。今回発生した震災がれきは2,300万トンと聞く。全国にばら撒く程の量ではない。産廃業者向けサービスと感じるゆえんである。低レベル放射能濃度と報道されているが、全く危険でないとはまだ証明されてはいないのだ。それを試験焼却させるのは、住民・市民をモルモット扱いすることだ。万が一、有害危険物だったら、市長はどう責任をとるのか。責任のとれる問題ではない筈だ。市長は一自治体の首長として行政責任を負い、職責を果たす権利義務を持つことは理解している。その中身は住民・市民の生命・生活・財産の保護がメインの筈。震災からの復興支援を行う助け合い事業は確かに必要だと思う。
 しかし、もの事には優先順位というものがあり、市長はそれを判断せねばならぬ。それが出来ず、また誤るならば、資質が欠けていると云わねばならぬ。くり返しになるが、市民をモルモット扱いする事は断じて出来ないことだ。場合によっては、告訴せねばならぬと愚考する。
 議員各位には、事情をご賢察いただき、震災がれきの受け入れ反対の決議を行っていただきたい。
以上陳情いたします。

平成24年11月8日

新発田市議会議長 宮野 昭平 様

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